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2章 意識


だが、少年は動かない。


「あ、あの...すいません...でした...」


「......」


返事がない。寝ているのか?


梨華は顔を覗き込む。

(綺麗な顔立ち...いや、何考えてんだ)


どうやら眠っている訳では無いようだ。

顔が青白く、呼吸も少し荒い。


「え...その...大丈夫ですか?」


「はぁ...はぁ...」


(そうだ。救急車に来てもらえばいいじゃん!)


と携帯を探したが、家に置いて来たのを思い出した。


「くっそ...こんな時にぃ...

しょうがないか...」


人がいないのと、少年の意識が薄い事を確認した梨華は呪文を唱えた。


「ラファエス ライル エシュプラ」


簡単な瞬間移動魔法だ。少年の手を握り、こっちでの自室を思い描いた。


カッ!


梨華と少年は光に包まれた直後、元々二人が居た場所には黒い薔薇の花弁が落ちていた。


そして梨華は何かを感じた。


これが何かの予兆だと....




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