(三)強襲
空軍士官学校の中途退学者であるノリトは、絶床空間での航空戦闘には不可欠な虚像掌握能力が致命的に不足していた。
それを承知で航空騎兵の操縦席に上げられた彼は、イオキベ工房長を後部座席に乗せ、支援部隊との合流地点に指定されたスラファト空域に向け、イオキベ工房から飛び立つ。
「間もなく工房島の電離流域を越えます」
前方の界平線、上空と下空を分ける微かな境界線を見つめながら、ノリトは言った。
軽やかに青空を駆けているとは言え、虚像把握で飛行していない現状、航空騎兵としては緩やかな速度だ。
『了解。当工房との短波無線通信は以降、遮断される』
ピュラーの冷静な声が無線機から聞こえる。
「分かってます」
思わず生意気な言葉を返してしまい、ノリトは後悔した。
「そいじゃあ留守番、頼むなぁ」
『了解。無事の帰還を祈る』
短波無線機から一瞬、バリッという破裂音がし、電離流域を越えたことが分かった。
呑気なイオキベに応えた、変わらず冷静なピュラーの声に、ノリトはほっとした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
浮島の大きさにもよるが、その周囲には電離領域が張り巡らされていることが多い。この領域をまたぐと、短波無線による通信は電離層効果によってほとんど妨げられてしまう。
浮島の内部に存在し、その浮力の源となっているフラクタル鉱石が、浮島の周囲に電離流域を発生させている為と目されていた。
――航空騎兵は、フラクタル鉱石を内部に取り入れ、その仕組みを二つの形に利用することで稼働していた。
一つは、フラクタル鉱石に強い磁力を与えることで、原動機内部で強力な電離流域を発生させ、空気中から取り込んだ水素を電離、プラズマ化しながら噴出、推進力を得るプラズマ推進。
長い航続距離を誇り、同時に発生する熱量によって、生命維持や気圧維持、神経系統の制御、関連する武装の制御を可能とする一方、瞬間的な推力に難点があった。
もう一つは、空気中から取り込んだアルゴンをフラクタル鉱石にぶつけ、反応、溶解させることで、鉱石に仮想質量と重力線を発生させ、機体に掛かる重力や慣性を変化させる重力制御。
こちらは大きな推進力の確保や、操縦席の保護も含めたほぼあらゆる系統に用いられる一方、常に機体内のフラクタル鉱石を消費するというデメリットがあった。
――その一方、竜もまた、フラクタル鉱石を利用していると目されていた。
絶床空間を亜音速で飛行する能力や、自ら電離流域を張る能力、音波咆哮、雷撃、火炎放射、短針放射攻撃など、通常生物では考えられない攻撃能力の保有と行使は、フラクタル鉱石という超常的な物質の関与なしには考えられない。
実際、ある浮島を破壊し、そこに眠っていたフラクタル鉱石を摂取する姿も目撃されており、「竜の動力源はフラクタル鉱石である」と、およその研究者は確信していた。
――フラクタル鉱石を主食とする竜と、それを原動力として利用している人類。これら二つの種族は、絶床空間の覇権だけでなく、フラクタル鉱石という資源を巡っても、長きに渡って争い続けていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
太陽は、天頂から30度ほど、西の空に傾いている。方々に小さな浮島や、ぽっかりと綿雲が浮かんでいる以外、絶床空間は穏やかな青を広げていた。
ノリトは細かく電波放射式探知を確認しながら、有視界での索敵も怠らなかった。
安全空域であることは理解していたが、虚像把握無しで絶床空間を駆ける恐怖を、少年は嫌と言うほど知っている。――もっとも、有視界に竜を捉える頃には、およそ手遅れなのだが。
「スラファト空域に入りました」
努めて冷静を装いながら、ノリトは後部座席に声を投げた。――返答は無い。
「航路は現状維持で良いですか? イオキベさん……イオキベさん!」
「……んあっ?」
苛立った少年が声を荒げると、間の抜けた返答。
「ね……寝ないでくださいよ! 絶床空間のど真ん中ですよ!」
「おう、いやいや、まあまあ、大丈夫、大丈夫」
後部座席で大きく背伸びしながら、ぼさぼさ髪を掻く音が聞こえる。
「信じらんない……こっちは探知電波を打ちまくってんです! もし竜がいたら……」
「おう、スラファト空域入ったかあ」
まくし立てようとする少年を全く意に介せず、イオキベはのんびりと言った。
「航路は現状を維持、対界平線高度は8500まで落としといて」
絶句しながらも、ノリトは機体高度をぐっと下げる。
「……何か目標地点でもあるんですか?」
「スラファトには廃基地があるのさ」
憮然とした少年の声に、イオキベが答える。
「廃基地……」
「第七次スラファト空域戦の前まではこの辺りの中心基地になってたとこだ。それまで、この辺は浮島もたくさんあって、人もたくさん住んでて、良くフラクタル鉱石が採れててさ。つーことはまあ、鉱石狙いの竜もたらふく出てくる訳よ」
「どうして今は廃基地に?」
「竜の殲滅を急いだどこぞの阿呆が、ある浮島に埋蔵されていたフラクタル鉱脈をどかーん!……そしたら周囲の浮島も誘爆しちゃって一斉にずがーん!……住めるような島も鉱脈もぜーんぶ無くなっちゃって、ここを守る必要も無くなりましたとさ、ちゃんちゃん」
愚かな結末に、ノリトは絶句した。
「もう7年ぐらい前の話かな。空軍士官学校で習わなかった?」
「いえ……」
「まあ、黒歴史だからなぁ」
イオキベがぼさぼさ髪を掻いた時に、所在公知電波が飛んできた。レーダーの効果範囲ぎりぎりに、支援部隊所属を示す機影が一つ灯ったことを、ノリトは確認する。
「お、こっちに気付いてくれたみたいだな」
「こ、こんな距離からアンカー・ピンを打つなんて……」
所在公知電波は自機の所在を知らせるために発信するものだが、救難時でも無い限り、竜と遭遇する可能性のある絶床空間で発信することは、自殺行為に近い。
「あいつも良い度胸してるからな」
イオキベは嬉しそうに笑った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
およそ10分後、かつてはその威容を誇ったであろう廃基地が、二人を乗せた航空騎兵の風防越しに見えてきた。
周囲9キロメートルほどの二つの浮島が、高さ200メートルほどの大柱樹によって、上下に繋がっている。その様子を真横から見ると、ちょうど「乙」の字のようにも見えた。
上の島には高い管制塔、滑走路や格納庫、工場などの痕跡が残っている。下の島には以前は人々が暮らしていたであろう、人口5千人は収容できそうな街が見えた。二つの浮島を結ぶ大柱樹の中腹も含め、あちこちに大型の電磁砲が配備されたその姿は、まるで針鼠のようだ。
その廃基地に近づくにつれ、ノリトは暗澹たる気持ちになった。無秩序に生い茂る草木の他には、生き物の気配がまるでない。
人々を潤していたのであろう広場の噴水も、上下の島を結んでいたであろう電車も、突き出た数々の大型電磁砲も、すべての物は涸れ、あるいは停止し、あるいは死んだように横たわるだけだった。
ただ、厚い電離領域が縦横に、捨てられた全ての物を、無残に包んでいる。
そんな廃基地の上空で、支援部隊の航空騎兵が待っていた。
背部には大型の電波受信装置、腹部には着脱式の外部大型格納庫が装備された特別仕様だ。支援部隊の規定色である濃い緑色に包まれたその機体は、廃基地から飛び出した、最後の生命のようにも感じられた。
動力制御弁を絞り、ゆっくりと接近。風防を形成する機能性高分子繊維が変色して光を妨げているため、お互いの操縦席内は見えない。両機は10メートル程の距離で滞空すると、廃基地を包む電離流域下で通信するため、光神経線維を接続した。
『よう、隠居暮らしはどうだい、パーセウス!』
すぐに有線通話から、頑丈そうな男の声が響く。
イオキベの名前を呼んでいた。
「うるせぇ、工匠先生と呼べ。100キロも向こうからアンカー打ってくるとは、大した度胸じゃねえか」
イオキベが大声で返すと、有線通話越しに太い笑い声が響いた。
『ばんばん電波放射打ちながらのんびり飛んで来た奴の言うことかよ! 何事かと思っちまったぜ!』
「何事かと思ったのにアンカー打つのかよ!」
イオキベも笑い声で返す。
支援部隊の航空騎兵は、電波放射式探知機の出力も感度も、他の部隊機に比べて格段に優れている。基本的に竜と交戦することを想定しておらず、多少こちらの存在を明らかにしても、より広範囲に索敵し、戦闘を避けるためだった。いち早くこちらの存在に気付いて所在公知電波を打てたのもそのためだろう、とノリトは思った。
(そうは言っても、あの長距離からアンカー打つなんて、まともじゃないけど……)
『操縦手は誰だい? ピュラーじゃないのか?』
突然、ピュラーの名前が出てきて、少年はどきりとした。
「うちの新米だよ」
『ああ、例の新人か……こいつに使われんのは大変だろう?』
「ノ、ノリト・オロスコフです。はじめまして」
どんな噂話をされてるのか知れたものじゃないよ……内心そう思いながら、ノリトは挨拶をする。
『俺はルーメン、後部座席のこいつはアウリスだ。よろしくな!』
『どうも~』
豪胆な声と入れ替わりに、のんびりとした大人の女性の声が有線通話から聞こえてくる。
「あいつら夫婦なんだ。ルーメンは求婚の時に土下座までしたんだぜ」
「は、はぁ」
『くぉらこのボンクラ機長が! いきなり余計なこと言うんじゃねぇ!』
『あら、うふふ』
「だーはっはっは」
(……昔からの友達なのかな)
他愛のないやりとりを聞きながら、ノリトは考えた。
振り返ってみれば、自分にはそういった存在もいない。父も母も、早くに失っていた。
(そういえば……)
ノリトは意を決して、イオキベ工房にきてからの約一年、ずっと疑問に思っていたことを投げかけてみた。
「あの、ピュラーはイオキベさんと、どんな関係なんですか?」
「あ? どんな関係って、工匠と醸造者だけど。ついでに言うと経営者と労働者」
「いや、そうじゃなくて、その、ふ、夫婦とか、恋人とか……」
――少しの間をおいて、男たちが爆笑した。後部座席のイオキベもさることながら、有線通信から聞こえてくるルーメンの笑い声がでかい。
「だーはっはっは! で、出たー! 出たよ! ピュラー派!」
『ばーはっはっはっは! いやあ、久しぶりに出たな! ピュラー派!』
『もう、そんなに笑うものじゃなくてよ? ノリトくんも年頃なんでしょうし』
「は、はぁ」
男たちの爆笑に憮然としつつ、アウリスから「ノリトくん」と呼ばれて、少年は密かに顔を赤くする。
『いやあ、わりぃわりぃ、ちょいと懐かしくなっちまってなぁ』
笑いを噛み殺しつつ、ルーメン。
「いやあ、居たんだよ、昔な。事あるごとに俺に、ピュラーとはどんな関係なんですか? ピュラーってどんな娘なんですか?……ってうるさい奴がさ」
笑いを堪えもしないイオキベ。
『そういうのをピュラー派って、裏で呼んでたんだけどな』
くっくっくっ、と、ルーメンの喉が鳴っている。
「未だに知らない奴もいるけどな。あいつ、未だにピュラー派だぜきっと」
誰の顔を思い出したのか知らないが、ルーメンが吹き出した。イオキベがさらに笑い声を上げる。
「……ちょ、つまり、どういうことなんですか!」
苛立ちのあまり、ノリトは声を張り上げた。
申し訳なさそうに答えたのは、アウリスの声だった。
『ピュラーはね…………男の子なのよ』
「えっ?」
「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
「だーはっはっは!」
『ばーはっはっはっは!』
少年の叫びと、男たちの爆笑が、絶床空間の青に鳴り響いた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「そんな落ち込むなよ、ノリト」
ひとしきり笑ってからようやく、イオキベがノリトに声を掛ける。ピュラー派呼ばわりされて散々笑われた少年は、前部座席で膝を抱えていた。
「いや、別に、誰も気にしてませんし」
『そうよ、ねえ? 可愛いから可愛い、それでいいじゃない?』
『アウリス、それ、慰めになってねぇよ』
ひとしきり笑った後、急に真顔になって、イオキベは切り出した。
「……で、俺たちはどこまで行けばいいんだい?」
ルーメンの声も瞬時に平静になる。
『ベネトナシュ空域基地だ。あっちじゃあ機体が足りてない、そういう体裁だ……例のブツがその辺りで不明になったらしい』
「了解……そっちはどうすんだい」
『司令の使いでラスアルゲティまで足を伸ばす。資材不足だとよ』
「あらら、そいつはご足労だね」
幾つか聞きなれない単語が出てきたが、「ベネトナシュ空域」という言葉に、少年は素に返った。
ノリトが3歳の時に、航空騎兵乗りだった両親は、ベネトナシュ空域で戦死した。――そう、教わっていた。
『工房はどうだ』
「ほぼ仕上がった。それこそピュラーのお陰だな」
『こっちもだ。みんな大した腕前だよ』
「こいつも、製造系技能が急速に身について、助かってる」
『流石だな……』
珍しくイオキベが褒めていることにも、ノリトは気づかずにいた。その脳裏には「ベネトナシュ空域」という言葉と、写真で見た両親の笑顔が渦巻いていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「……どうした、ノリト。行くぜ?」
「は、はい」
後部座席からの声に、少年は我に返った。
慌てて返事をしながら、状況を確認する。
大人たちの会話は、およそ片が付いたらしい。ルーメンとアウリスの支援部隊機は、現在地から離れるべく、動力制御弁を開こうとしているところだった。
『それじゃあな! パーセウス、新人!』
「おう! 灯火のあらんことを!」
『ノリトくん、またね~』
光神経線維が切断された時に発生するノイズが、ノリトの脳裏を走る。
「は、はい!」
ノリトが急いで返答した時には、支援機は軽く翼を振って別れの挨拶をしつつ、飛び去っていた。
「おろ~? 元気な返事ができるじゃないかノリト君。ひょっとしてお姉さん好み?」
「そういう訳じゃありませんよ!」
憮然とした少年の答えに、イオキベは嬉しそうに笑う。
(確かに、綺麗な声の人だったけどさ)
内心そう呟きつつ、ノリトもまた、ベネトナシュ空域に向けて動力制御弁を開いた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「今度の奴は、どれぐらい持つかな」
ラスアルゲティ空域に向けて推進力を上げながら、ルーメンはそう呟いた。その巨体を緑色の騎兵服に包み、窮屈そうに操縦席に身を収めている。
「今度の奴、じゃなくて『ノリトくん』でしょ?」
薄紫色の瞳を優しく前部座席に向けて、アウリスがたしなめる。同じく薄紫色の騎兵服に身を包んだ肢体は、女性らしい起伏に恵まれていた。
「……そうだな、そうだよな」
噛み締めるようにルーメンが言う。
「アルビレオで会える事を祈ろう」
虚像把握範囲を素早く確認して、巨漢はプラズマ推進を動力制御弁全開放した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「そういえば、支援部隊が単独行動なんて、何かあったんですかね」
ノリトとイオキベが乗る航空騎兵は、絶床空間の青を順調に駆けていた。航空騎兵としてはかなりのんびりとした現状の速度でも、ベネトナシュ空域までは約3時間の飛行予定だ。
「さあ、やっこさんとこも人手不足なんだろ」
「はぁ」
相変わらず呑気なイオキベの返答に、少年は思わず脱力する。
ピュラーに関する衝撃がだいぶ抜けたのは、航空騎兵を操る緊張からなのか、それとも年頃のせいなのか、少年には分からなかった。
「あーあ、早いとこおまえさんも一人前になってくれんとなぁー。工房も人手不足が解消できんわ」
「こ、これでも頑張ってるんですから!」
――二人の乗る赤茶けた航空機兵が小浮島の多い空域に差し掛かったのは、そんな会話を繰り広げながら一時間近く飛んだ頃だった。
直径50メートルほどの小浮島とはいえ、まともにぶち当たれば、この速度でも無事では済まない。電波放射式探知で探りながら、安全な航路を確保することにノリトは専念する。
虚像把握できていれば亜音速でもすり抜けられるところだが、今は仕方ない。少年は自身の能力の欠落を改めて感じ、内心で歯噛みしていた。
――レーダー探知では間に合わない、絶床空間に発生した急速な異変に気づいたのは、イオキベが先だった。
「十一時時方向、激昇気流!」
後部座席からの声に、ノリトが慌てて目をやる。
10キロメートルほど先に、音波衝撃が走る。
続いて、空気と水分子の柱がそそり立つ。
「こいつはついてないぜ……」
イオキベが独り愚痴った。
絶床空間でも、重力方向に従って雨が降る。冷えた空気も、同じく下空に向かって緩やかに沈み込む。
何らかの原因で下空にたまったそれらの要素が、超速の激流となって上空に吹き上げる――それが激昇気流だった。
最悪なのは、その激昇気流に乗って、竜たちが上空に上がってくる事があるということだった。
そして今回は、その最悪を迎えているようだった。
「レーダーに感! ノックアップドラフトから、飛竜、多数……」
ノリトは呻いた。
「人型機動形式に移行! 近くの小浮島側面に取り付け!」
一切ひるむ様子のないイオキベからの指示に、少年の体は無意識に動く。航空騎兵は速やかに操作に応じ、航空機形態から人型へと、瞬時に変形した。
両翼は盾と両腕に。
プラズマ推進装置は両足に。
背部の、一部は背面機構に、一部は操縦席と動力源を庇うようにして胸部機構に。
迫り出した制御系統は頭部に。
その姿は、全身鎧を身に着けた騎士のそれだった。
人型になった航空騎兵で、ノリトは素早く、小浮島の側面、竜たちの死角に取り付いた。航空騎兵の指先、つま先から、機能性高分子繊維の変化した鉄爪が飛び出し、その機体を固定する。
「レーダー切れ! フラクタル動力、最小出力!」
ノリトは唇を噛んだ。
最初に、電波放射式探知を切るべきだった。
竜たちは、こちらから放射した探知電波を感知することができる。
それでも今のところ、激昇気流から現れた飛竜たちは、こちらに気づいた様子は無い。
「気づくなよ……」
動力が最小限に落とされ、薄暗くなった操縦席で、ノリトとイオキベは息を殺した。
(つづく)
有難いご指摘を受けて、「誤)イキオベ ⇒ 正)イオキベ」に修正しました! 大事な登場人物の「読み」を間違えるとはとほほほほ。
金髪・碧眼・ぼさ頭の工房長は当初「斑目」という名前になる予定でしたが、「五百旗頭」という珍しい苗字があることを知ってそちらに乗り換えたところ、痛恨のミス……。
自分の無知が憎い! ふじこ! ふじこ!
次回「超々音速」。
さあ貴方も、絶界でフライ・ルー!(ふじこ!)