学園長
ケイジは自らの力の大きさが異質な程変化した事に気付いていない。
その強大な力はケイジの慎重だった性格を大雑把にしていた。
クリスは優秀であった。
非を認め、折れた心を奮わすぐらいに
この力は国に報告し、すぐに取り込む必要がある!
クリスは満身創痍の体を引きずり、学園長室に入る
「失礼します。」
「クリス君か・・「実は「まあ待ちたまえ」
早々に本題に入ろうとするクリスを遮り、右手を近づける
クリスの体を魔力が廻り、腫れ上がった顔から傷んだ内蔵
あらゆる傷が塞がっていく、、数分立たず、クリスは健全な状態に治っていた。
その力に戦く体を抑え、話を切り出す。
「ありがとうございます、、実は新入生のケイジ=フラウについて話があります。」
「・・・ふむ、力の事かね?」
「っ!お気づきでしたか・・・」
「心配ない、彼は既に同志だ、将来学園の力になって貰う、国とは話が付いている」
「!そうでしたか・・・出過ぎた真似をしました。」
一礼し、部屋を退室するクリス
自分以外誰も居なくなった部屋で独りごちる
「彼の力は国には勿体無い・・・私の下で力になって貰う」
髪が風に靡く・・誰が気付こう、この髪がズラである事に!
しかし彼は明らかに私のズラに気付いた!
より完璧なズラを創るために、彼の力が必要だ!
すでに国に対し根回しも済んでいる、必ず手に入れる!
そう、ケイジが会った面接の髭面のおっさんが、学園長だったのだ。
ケイジは未だ迫る学園長の陰謀には気づかない。




