【コント脚本風 小説】 『 落ち着いて聞いてくれ 』
脚本の用語解説します。
こっからチャッピー(ChatGPT)⬇️
* 板付き(いたつき)
幕が開いた時点で、すでに役者が舞台にいる状態。
* 暗転
舞台を暗くして、場面転換や時間経過を表現すること。
* 明転
照明をつけて舞台を明るくすること。暗転の反対。
* SE
効果音(Sound Effect)のこと。ヘリの音や風の音など。
* フェードアウト(FO)
音や照明を少しずつ消して終わらせる演出。
* 暗転中
照明が消えている間。役者や大道具の準備・転換を行う時間。
* 明転
暗転後、照明がついて芝居を再開する合図。
* アドリブ
台本にない即興の演技やセリフ。
* 板付き暗転
暗転中に役者が舞台上で待機し、そのまま明転して芝居が始まる演出。
なお、脚本中にある**「ホバリング」「ブレードスラップ」**は舞台用語ではありません。
* ホバリング
ヘリコプターが空中で停止している状態。
* ブレードスラップ
ヘリのローターが出す「バタバタ」「ヒュンヒュン」という独特の大きな風切り音。着陸や低空飛行でよく聞こえる。
⬆️うむ!ここまでチャッピー!
長々と失礼しました。
本編、よろしくお願い致します!⬇️
登場人物
秋山:男性。冷静。
ナオ:女性。足を骨折している。
(やりやすい方の足でOK。
荷重がかかると痛いという意識で。)
救助隊3人。
隊長:真面目。脳筋。声大きめ。
残り2人:セリフ「ルンバ」ひとつのみ。
あとは顔のリアクション等でお願いします。
舞台
雪山の洞窟。
ナオは洞窟の中で横たわっている。
板付き暗転。
暗転中。
SE:やや強い風の音。
SE:遠くからヘリコプターの音
ババババ
明転。
ナオ
「っ!?この音!ヘリコプター!?
救助に来たんだ!痛っ!」
ナオ、足を押さえる。
ナオ
「うう…イタタタ…やっぱり
骨折なんだ…うう…」
SE:ヘリコプターの音
ナオ
「秋山さん……まだ戻ってこないし……」
ナオ、洞窟の外を見る。
ナオ
「お願い……ヘリの人!
こっちに気づいて……!」
SE:ヘリコプターの音が少しずつ遠ざかる。
ナオ
「ああ!遠ざかって行っちゃう!
出口に行かなきゃ!」
ナオ、ずりずりと這っていく。
ナオ
「痛っ……!
でも!今、行かなきゃ……!」
洞窟の出口付近。外から
ペンギンのような歩き方で
秋山が入ってくる。全身雪まみれ。
異様に汗をかいている。
秋山
「無茶をするな」
ナオ
「秋山さん!」
秋山
「寝てろ。骨折した足で動くな」
ナオ
「でも!ヘリコプターが遠ざかって!」
秋山
「ああ、大丈夫だ。心配ない。
それよりも…落ち着いて聞いてくれ」
ナオ
「は、はい」
秋山
「3人の救助隊が来た。
ここから300メートル先にいる」
ナオ
「やったぁ!さすが!秋山さん!」
秋山
「ただ、問題が起きた」
ナオ
「え!?」
秋山
「落ち着いて聞いてくれ。俺は…」
ナオ
「は、はい」
秋山
「両足を捻挫している」
ナオ
「両足を!?そういえば、すごい汗!
大丈夫なんですか!?」
秋山、肘や膝を曲げずに
テディベアのぬいぐるみのように
その場にペタンと座る。
ナオ
「ええ!?」
秋山
「落ち着け」
ナオ
「す、すみません!関節がぬいぐるみ
というか、テディベアみたいな
座り方だったんで…」
秋山
「そんなことより…
落ち着いて聞いてくれ」
ナオ
「は、はい」
秋山
「救助隊は300メートル先から動けない」
ナオ
「ええ!?」
秋山
「救助隊は3人いるが……3人とも…」
ナオ
「は、はい」
秋山
「両足を捻挫している」
ナオ
「なんで!?」
秋山
「落ち着け」
ナオ
「無理です!救助隊ですよね!?
救助する側ですよね!?」
秋山
「そうだ」
ナオ
「じゃあ、捻挫しちゃダメですよ!」
秋山
「救助隊も人間だ」
ナオ
「は!?
…その…すみません。
私、自分のことばっかり…」
秋山
「いいんだ。もう1つ大きな問題がある。
落ち着いて聞いてくれ」
ナオ
「は、はい……」
秋山
「ここから150メートル先に、
熊がいた。冬眠に失敗した熊だ」
ナオ
「ええ!?リアルテディベア!」
秋山
「落ち着け」
ナオ
「で、でも!」
秋山
「大丈夫だ」
ナオ
「だ、だけど!
…冬眠に失敗した熊って凶暴ですよね?」
秋山
「心配ない。その熊は…」
ナオ
「その熊は……?」
秋山
「足を捻挫している」
ナオ
「なんでぇ!?」
秋山
「4本全てだ」
ナオ
「4本全て?!野生の動物って
捻挫するんですか!?」
秋山
「よく考えろ。野生ごときに捻挫が
負けると思うか?」
ナオ
「どうしよう!
捻挫の勝ち負けがわかんない!」
秋山
「落ち着け」
ナオ
「落ち着けないですよ!」
秋山
「落ち着ける!俺が見たときの熊は
こうなっていたんだ」
秋山、両手両足を投げ出し、
熊の真似をしようとする。
秋山「んっと…ぐっ…ん…」
しかし、両足を捻挫しているので、
上半身だけでグダグダの熊を表現する。
秋山
「ぐおー」
ナオ
「具合の悪いおじさんにしか見えない」
秋山
「よく見ろ。熊に見えてくる。
顔が凶暴なんだ」
顔をたくさん動かす。
秋山
「ぐおー」
ナオ
「顔だけ元気!
あ、あの、秋山さん!もう大丈夫です!
熊が動けないのはわかりました!
ん?!…あれ!?なんで、
熊が捻挫ってわかったんですか?」
秋山
「ナオ。俺には、特殊能力があるんだ」
ナオ
「特殊能力?」
秋山
「ああ、俺は……
…捻挫を感知できる」
ナオ
「んんん?…えっとぉ…
人の痛みが分かる…みたいな?」
秋山
「違う。捻挫になった生物を
感知できる」
ナオ
「…説明お願いします」
秋山
「ああ、捻挫が右足か左足か。軽度か重度か。
外くるぶしか内くるぶしか、または…」
ナオ
「あ、あの!秋山さん、そこの
詳細は大丈夫です。
えっと、じゃあ…感知っていいましたよね?
どれぐらいの範囲を感知できるんですか?」
秋山
「集中すれば…半径10キロ」
ナオ
「無駄にハイスペック!」
秋山、両手の人差し指を左右のこめかみに当て、
静かに目を閉じる。
秋山
「なるほどな…」
秋山、ゆっくりと目を開ける。
秋山
「ナオ…落ち着いて聞いてくれ」
ナオ
「もう嫌です。その切り出し方」
秋山
「さっきのヘリコプターについてだが…」
ナオ
「ああ!ごめんなさい!
また捻挫の話だと思って!
ヘリの話ですね!」
秋山
「さっき遠ざかったヘリコプターの操縦士……」
ナオ
「はい!」
秋山
「両足を捻挫している」
ナオ
「なんでぇ!? へ、ヘリはパイロットが
捻挫してても救助できますか?!」
秋山
「それはわからない。だが
2キロ先に山小屋があることは
わかった」
ナオ
「山小屋!?少し遠いけど、
無線があったら救助要請できますね!」
秋山
「中には管理人がいる」
ナオ
「管理人さんがいるんですね!
よかった!
…ん?え?
いや、ちょっと待って。管理人さんは?」
秋山
「両足を捻挫している」
ナオ
「やっぱり!どうしてですか!?
なんで、みんな足首から崩れるんですか!」
秋山
「山とはそういう場所だ」
ナオ
「この山だけですよ!
呪われてますよ!
ぁ痛っ!イタタタ!」
秋山
「痛み止めがいるな。
救助隊から薬をもらってくる」
ナオ
「すみません…秋山さん…」
秋山
「謝らなくていい。
いくぞ!モードチィェンジ!」
ナオ
「モードチェンジ!?」
秋山
「ああ!雪山を力強く進む形態に
変形だ!」
ナオ
「は、はぁ…」
秋山
「雪山モードチェンジ!ルンバ!」
ナオ
「ルンバって室内用ですけど、
ご存知?」
秋山、両手両足を投げ出し、
さっきの熊と似たような格好。
両手だけを平泳ぎのようにシャカシャカ
動かし、足をズリズリしながら前に動く。
ナオ
「えっと…それ、捻挫した
熊ですよね?」
秋山
「ようやく熊に見えてきたようだな!」
ナオ
「ルンバはもういいんですか?」
秋山
「む!ちょっと待て!
近づいている!ルンバが!」
ナオ
「ん?ルンバ?」
秋山
「集中しなくても感知できる!
近づいている!他のルンバが!」
ナオ
「他のルンバ?…はっ!
…待って!…うそ!
熊が近づいてるってこと!?」
秋山
「ルンバが!もう、そこに!」
ナオ
「きゃー!」
救助隊3人
「「「ルンバー!」」」
ナオ
「…え?」
出口付近に
救助隊の3人が足をズリズリしながら
秋山のような格好で入ってくる。
ナオ
「え?…
ああ!やったぁ!
救助隊の方ですよね!?」
隊長(救助隊の隊長)
「会えて良かった!どうも!
私が救助隊の隊長です」
ナオ
「隊長さん!みなさん!
よく来てくださいました!」
秋山、洞窟の壁にもたれたあと、
隊長にむかって話しかける。
秋山
「ルンバ!ルルル!ルンバー?」
ナオ
「あ、秋山さん?」
救助隊隊長
「ルンルンバー」
ナオ
「隊長さん?」
秋山
「ナオ。あと15分でヘリが着くそうだ」
ナオ
「その情報があったの!?
さっきの会話の中に!?」
隊長
「ルルル、バルルルンバ」
ナオ
「隊長さん、日本語 落としました?」
秋山
「ナオ、隊長が言うにはな」
ナオ
「通訳!?」
秋山
「私は知っている!
救助隊 隊長の私は知っている!
みんなが足をくじく!
そう、野生のクマでさえも! 」
ナオ
「通訳の文字数が合わない!」
隊長
(大きな声で)「ルルンバ!!」
ナオ
「わ!?」
秋山
「ふふ、隊長、名言だな」
ナオ
「名言!?ルルンバの4文字で!?」
SE:ヘリコプターが遠くにいる音
ナオ
「あ!秋山さん!聞こえました!?
ヘリの音です!これ!」
秋山
「ああ、わかってる。ナオ、
隊長の名言なんだが…」
ナオ
「隊長さん!救助隊のみなさん!
ありがとうございます!」
秋山
「あ、うん。あの、隊長が…」
ナオ
「どうしたんですか!?体調が?
体調、悪いんですか!?」
秋山
「いや、違う。ナオ、
落ち着いて聞いてくれ」
ナオ
「あ、はい!もう遠くにヘリが見えたので、
落ち着いて聞けます!」
秋山
「うむ。隊長が言うにはな
みんなが捻挫!
みんなが足を挫いた。
だが!心までは!挫けない!!」
ナオ
「あ〜、名言ぽい!…でも、
ふ、ふふふふ」
秋山
「ナオ、どうした?すごく笑顔だ(笑)」
ナオ
「秋山さん…(笑)」
秋山
「ん?(笑)」
ナオ
「私、挫いたんじゃなくて、
折れてます(笑)」
秋山
「そうだったー!ww
コイツぅ〜ww」
秋山、ナオの骨折を人差し指で
ツン!と触る
ナオ
「イタタ!ちょっとぉ〜!ww
なにするんですかぁ〜ww」
ナオ、秋山の両足捻挫部分を
両手人差し指でツン!ツン!と触る。
秋山
「イタタぁ〜ww」
隊長
「コルァアアアアッッッ!!」
秋山とナオ、体がビクゥッ!
秋山とナオのキャッキャッウフフを
ぶちやぶる隊長の一喝。
隊長
「怪我で遊ぶなぁっ!」
秋山 & ナオ「「は…はいぃ」」
(しゅんとする2人)(ᵕ᷄≀ ̠˘᷅ )
SE:遠くからヘリコプターの音が
近づいてくる。徐々に大きくなる。
隊長
「あ、いや、あのゴメンね。私もルンバとか、
はしゃいでたのに…ね、あの、うん…」
ナオ「いえ、すみません」
秋山「はい、すみません」
SE:バババババという
ヘリコプターの音が徐々に大きくなる。
隊長
「えー、このまま乗るとヘリの中、気まずぅいね。あの、うん、落ち着いて聞いてください。これからですね、あの…」
隊長の声がかき消されるように、
SEの大きいヘリコプターの音。
暗転。
SE:バババババから
ホバリングや着陸のブレードスラップ
みたいなのが混ざるヘリコプターの音。
フェードアウト。
終わり。
※終わりの少し前は
キャッキャッウフフフな雰囲気を
怒られてシュンとなる。
怒った方も、なんか変な空気にしちゃって
マゴマゴ、グダグダしているという
「グダグダのシュンオチ」になったらOK!
アドリブも多めでかまいませーん。
※ 演じてみたいよー!
という奇特な方がいらっしゃったら、
DMくださーい。そっと見守りまーす。
脚本使用料? 使用料ですか…
あるわけなぁーい!
そんなものがあるわけなぁーい!
無料でぇす!
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!✨️




