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藤田五郎警部の幕末回顧録〜誠に生きた男達〜  作者: 佐久間五十六


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新選組3番隊組長斎藤一の得意技虎口剣

新選組3番隊組長斎藤一は、沖田総司の菊一文字則宗を持っていると話したが,永倉新八に勝てなかったわけではない。斎藤一は、小野派一刀流の使い手で得意技は虎口剣という技で、対する沖田は天然理心流の得意技沖田メッタ突き。三段という突き技で剣は斬るのではなく相手の心臓を、蹴り倒してから串刺しにする、ソノ突き技のスピードは並大抵のものではなく、総司の剣の腕はさすがの坂本龍馬や西郷隆盛でさえ、かなわなかった。一方で、刀というのは人を斬ると人の肌の油分で一度きると、切れ味が落ちるためゲームのようにはいかない。そのため、新選組十番隊組長原田左之助のような種田流槍術である槍使いが、相手ではない限り近接戦闘で沖田総司にかなう相手はいない。近藤勇は確かに強かったが、

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