変なコックさん
たくさん料理を作る。それを別の部屋に持っていって、部屋の鍵をかける。
料理、食べられるのが、恥ずかしいんだって。不味くなった頃に、ちょっと料理を持っていって料理を残されてしまう。
それじゃ『変なコックさん』て、言われてしまうんだよ。
でも、このコックさんの過去にそうなっちゃった原因があると、思うな。
このままだと、仕事が駄目になってしまう。
聞いてみた。時間、かかったけど。
そしたら、料理を食べられると不幸になっちゃうんだって。自分が、変わっているから、何か嫌なことが起きちゃう。ドジなんだって。そうなった後、その人に見られるのが恥ずかしいってコックさんは言った。
大丈夫だよ、失敗しても。そんなに、めちゃくちゃ酷い失敗じゃないし、進歩していると思うよ。
出来ないを繰り返して、人は上手くなるってお父さん、言ってたもん。
大丈夫!店主の娘が、太鼓判を押すよ。
終
このコックさん、きっと大丈夫だよ。