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黄昏の空と星空の鍵  作者: 星空の旅人
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第零章 《始まり》

はじめまして、星空の旅人です。

趣味で投稿始めました、これはお試し感覚で投稿しているので分かりにくいかも知れません。

それでも良い方は読んでいただけたらと思います。

それは、世界を砕いた。それは、星を引き裂いた。それは、《悪しき神》の軍勢。《昏き獣》に《昏き使徒》そして《深淵の邪神》。自らの世界さえ引き連れて、それは星空の彼方からやってきた。時は星暦3260年、我らの文明最後の星空だろう。我らは願おう、いつか再び人類が文明を栄えさせることを…(文字が掠れて読めない)

―――――――

その古びた石版にはそんな言葉が書かれていた。これはかつての文明が遺した最後の遺産。かつて異界の軍勢へ抗い、旧文明の人口のやく8割9分の人類が死に絶え、それでも抗ってどうにか撃退する事が出来た、そんな遥か昔の〈異界からの侵攻〉、学者達は〈旧文明崩壊〉と呼ぶ戦いの最後の記録。今はもうほとんどの人が迷信だと言う、戦いの記録だった。

俺はそんな石版の前に立ち空を見上げる。俺が俺になったあの日を思い浮かべながら…


▒ファイル零ヲ検索シマシタ再生シマス▒

「あー、聞こえてるかな?聞こえてるならいいんだが」

画面に映る科学者の様な金髪の男はそう言った。

「私は、あぁ―、今は《マクスウェル》とでも名乗ろうかな?」

どうやら彼は自称マクスウェルというらしい。

「結論から言おう。私は人外を生み出す事に成功した!」

彼は興奮しているようだ。

「何故そんなことをしたか?

簡単な事だ、人同士で争い、世界を砕き続けるあの戦争を止めるためさ!」

どうやらその時代は戦争のただ中らしい。

「まぁ、もしかしたら自爆して滅ぶかもしれんが、それはそれで困る。彼らが居なければ作れない物もあるし、出来ないこともある。1つの種族でも滅んだら《アレ》にはもう勝てないだろう」

彼はとても真剣に言う。とても重要な事の様だ。

「《アレ》は実在する。間違い無い。《アレ》が再び来れば次こそは世界が滅ぶ、確実に!」

彼は何か恐ろしいモノが来るという。

「ならば戦争を止め、《アレ》を追い返すか、倒す事が出来るかもしれない者を作るしかない。そう思ったからこそ《彼ら》を作った」

そう言うと背後に明かりが着いた。

そこには透明な高さ約3メール、幅約1.5メートルほどの14の筒と、そこに浮かぶ人影だった。

「彼らこそ私の生み出した最高の才能を秘めた者達、そして中央にいるのは私の娘だ」

そう言って彼が指す方には13の筒に囲まれた、中央にある筒だった。

そこには10歳になるかどうか、という背格好の綺麗な金髪で、顔はとても美しい人形の様な少女が眠っていました。

「こんな事を娘にさせるのはとても不本意だが、私よりも娘の方が向いているだろう。」

彼はとても悲しそうな顔で

「私は明日、黎明暦4998年4月7日、19:59:57.992に暗殺される。」

まるで決まっているかのような物言いだ。

「なぜ分かるのか?フフ、それは私が『確定未来視』の能力者だからさ。説明はこれ以上不要だろう?」

そう言うと笑顔で彼は言う

「最後に、彼らに願おう、いつか世界を救ってくれることを。彼らが幸せに過ごせる事を」

そう言って彼は祈った。

「黎明暦4998年4月6日15:07:58.901」

▒ファイル零ノ再生ヲ終了シマス▒



「はぁ、はぁ…大丈夫か?」

右隣の仲間にそう問いかける。

「あぁ、問題ない。そっちこそ平気か?はぁ…」

「平気さ、はぁ、ただこの状況はキツいな…」

そう彼らの周りには11人の仲間と1体の強敵という名の理不尽。そして数えるのも嫌になる雑魚とそれなりの敵達がひしめいていた。

「ボクも、ふぅ…キツいかな…はぁ…」

そう言って左の仲間がこちらに来た。

「〈アレ〉は世界の悪意そのもの、ッ〈アレ〉は死力を尽くしたところで倒せんぞ」

背中合わせの仲間は言う。

「いや、〈アレ〉は悪意、すなわち〈心〉、〈意思〉だろう?、セァッ!ならこちらも意志の力で対抗すればいい!はぁッ!」

敵を葬りながら刀使いの仲間が言った。

「なら私の番だね…『障壁よ(barrier)!!』私の力でみんなの意思を束ねるよ!」

障壁を張った仲間は杖をかざしてそう言った。

「ならその間、俺が守ろう『剛壁』!!」

騎士の様な仲間は言った。

「…私も…『炎の(Flame )障壁(barrier)』」

魔術師の様な仲間は静かに言った。

「ならウチは、間引くとするかな『剣閃』」

長剣を振り抜き女剣士の仲間は駆けた。

「チッ、邪魔だ!『崩天剣』!!俺が背中を守る!前は頼んだ!」

そう言うと大剣使いの仲間は剣を構えた。

「はいよ、『雷鳴を(thunder)纏え(Enchant)』、雷鳴よ轟け『雷鳴剣』!!」

魔法剣士の仲間は前の敵を屠りながら了承する。

「決め手が有るなら、それにかけるわ『豪震脚』!」

敵を踏み抜き拳士の少女は言う。

「拘束しろ『拘束の(Chain of)(restraint)』足止めは任せな」

男勝りな少女の仲間は敵を拘束した。

そして彼らはお互いを助け合い次々に敵を屠りながら時間を稼いだ。

そして遂に…

「準備出来たよ!!」

「「「「「「「「「「「了解 (だよ)(よ)(だぜ)!」」」」」」」」」」」

そして彼らは集まり強い意思を彼らのリーダーに託した。

「頼んだぜ、­《●●》!­」

「あぁ!任せろ!

我が手に集いし意思たちよ…我が手に在りし剣に宿れ!」

彼はそう言うとその手に握られた(デュアル)(ガン)(ソード)を組み合わせ一本の剣にした。

そしてその剣に託された意思を纏わせ駆ける。無数の敵の間を縫って、遂に敵大将の強敵に辿り着く!そのまま無数に切りつけ飛び上がった、敵を見据えて構え力を解き放つ!!

「『意志よ(我らの)集いて(想いよ集え)闇を(深淵裂いて)照らせ(光をもたらせ)』!!」

そして空間は光で照らされ、収まった時にはもう敵の姿は消えていた…

「ふぅ…終了と」

「ただまぁ…」

「うん、ボクら確実に…」

「「「「「「「「「「「「「まもなく死ぬ…」」」」」」」」」」」」」

「ま、もう次行ってもいいっしょ?」

「だな、俺達はもう〈人〉じゃ無い」

「そうね、次に期待するわ♪」

「…うん、同意…」

「…」

「おい、なぜ無言何だ?ん?」

ボードに「疲れた」と書いてある。

「「えー…俺ら (私ら)頑張って喋ってんのに…」」

「しょうがない、もうやるぞ?」

「「「「OK…」」」」

「…我らは旅人、故に望む。」

大きな魔法陣が現れた。

「…この身はもう朽ち果てる、されど未だたどり着かず。」

彼らの体が端から消え始めた。

「…ならば、この想い、この魂をこの身より解き放ち旅立とう。」

「…その風景を見つけるために!」

「『星の(Star)旅人は(traveler)転生す(Incarnate)』」

遂にその空間にはだれも居なくなった。

その世界で彼らは英傑として滅ぶその時まで語り継がれた。


これは前書きで書いた通り趣味で書いていて、そして私は学生なので第一章の投稿には時間がかかるかも知れません。

次に投稿予定の第一章からが本編です。楽しみにして頂けたら幸いです。

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