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最終話

 子供たちを見送った後、メアリーは村外れの丘へとやって来ました。

 小高い丘にはぽっんと、一つのお墓がありました。


「…遅くなってしまいました。もう50年になりますね。ただ今戻りました。博士。」


 メアリーは買っていた花束をお墓へ備えました。


「博士。いろいろなお話が有るんです。私は、色々な国、人にあいました。」


 メアリーは老人のお墓の前に座り、愛しそうに墓石を触るのでした。


「博士…。人の心はとても複雑で、アンドロイドの私にはとても難しくて。でもこの胸の辺りがポカポカと暖かく思うのが、感情、心と言うのなら、私はようやく、博士の願いを叶えて差し上げる事が、出来るかもしせません。」


 メアリーは瞳にいっぱいの涙をためながら、彼女の精一杯の笑顔を老人に向けるのでした。


「博士、私は笑っていますか?」


 そう言った彼女の頬に涙が一筋流れていきました。


最後まで読んでくださり、有り難う御座いました。

皆様の心がホッコリして貰えれば嬉しいです。

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