第52話 通り過ぎた、最高の居場所
興奮さめやらぬ私です。
母校の文化祭に行ってまいりました。
無事に昨日で合宿を終えられたので来ることができました。そのあたりはまた気が向いたら。
昔の私は文化祭ガチ勢というやつでした。実行委員も有志も本気でやったと胸を張って言えます。
私の中で大きな自信と、ひとつ誇りとも呼べるのはこれくらいのものです。一般的に認められそうなものは、ですけどね。
嫌でも思い出してしまうんです。嫌ではないですけど。どうも心が騒いでしまって。
熱くなっちゃうんです、後輩たちの生き生きした姿にあてられてしまって。
それでも理性を完全に飛ばすことはどうしてもできなくて。
非常に騒がしい微妙な感情なんです。
これがどういうものか自分でも分かってはいるのだけれど、それでも無視はできなくて、折り合いをつけるのが難しい物だと分かってはいるのだけれど諦めることもできなくて、こうなってます。
もちろん言葉で表せるものでもないのに、こういうことをしているのも事実なわけで。
この思いを過去への妄執でなく明日への原動力に変えて、というよりはそうできるように、明日からまた頑張ってまいります。
まとまりのなさで察してください。
上手く伝えることはできなくても、なんとなくわかる方はいるのではないでしょうか。
晩夏の夕暮に心をジリジリと焼かれるようなこの感情を。