その3 その他 キーワードのようなもの
ここではこうした方が良いのでは? と思ったことを淡々とあげていこうと思います。
こちらも独断と偏見ですので、参考にするかどうかは御一考ください。
耐える
堪える
どちらも『たえる』と読みますが
耐えるは物理的なダメージなどのことを指す。
例文
俺は落ちてくる天井を支え、耐える。
「早く――進めぇ!」
堪えるは精神的なダメージなどのことを指す。
例文
俺は女装をさせられ、写真を撮られるがその恥辱に何とか堪えきったのだ。
読んでいると誤用では? と思われるものがいくつもありました。
年齢、年代などの数字について。
これは作家さんの作風や人によります。
1192年
1192年
一一九二年
千九百九十二年
28歳
28歳
二十八歳
二八歳
など。数字を表現する際に半角数字、全角数字、漢数字、漢数字でも千や百などの数字表現など。
一番多いのは 一一九二年や二八歳が多い印象を受けます。
これは、縦書きにした際の読み易さなどから来る場合が多いと思います。
作家さんによっては 年代は漢数字、年齢は半角数字などにしている方もいらっしゃいます。
個人的には、年代は漢数字 一一九二年 年齢は千や百などを含めた 二十八歳 という表記が好きですが、好みの問題だと思われます。
ですが、同作品で
俺は二十八歳だったが、気づいたら七八歳になっていた。
などの、表現の統一性が見られないのは読みにくいので注意が必要です。
コンピューター、メモリー、マニピュレーターなど
こちらも作家さん次第で、人による事が多いです。
『コンピューター』と表現する人もいれば
『コンピュータ』と表現する人もいます。
『メモリー』と表現する人もいれば
『メモリ』と表現する人もいます。
結果から言うと、どちらでも構いません。
元々は工学系学術用語の場合、三音以上のカタカナ用語の末尾にある長音符は省略するのが原則。
というのが、ありますが昔のデータ節約の名残りだと思われる為、現在は気にしなくても問題ありません。
ですが、同作品で一方は『コンピューター』もう一方は『コンピュータ』という表現方法は控えた方が無難でしょう。
余談ですが、三音以上なので『メモリー』は『メモリ』ですが、『エラー』は『エラ』とはならない。という話です。
すいません すみません について
私たちが日常で使っている謝罪の言葉 『ごめんなさい』
他にあげるとするならば
『すまん』『すみません』『申し訳ございません』『失礼』『御免』
など様々ありますが、その中で『すいません』と『すみません』
どちらも同じような言葉でどちらを使っても構わないのですが、
文字として文章として扱う場合には、『すみません』が正しいそうです。
『済まぬ』が派生して『済みません』になったとのことで
『すいません』は文章として扱う場合は誤用となるそうです、ご注意を。