動乱の引き金
動乱の引き金は、飢えであることが多い。内乱のきっかけもそうなんだな。フランス革命も、食料の税率の高さから、スペインの暴動も塩の税金が高すぎたからとか。国民の生活基盤の破壊が、戦乱の始まりなんだね。
孔明さんがなんで、無茶な北伐を繰り返したのか?。いや、彼は軍事的な天才ではなくて文官だし、とかいう説を重視するね。文官だからこそ、内部の不和に気づいて、外征で解決しようとしたんじゃないかな?
腐敗して、崩れ落ちそうな国家の条件の一つ。無茶な外征を繰り返して、「勝ってしまっている!」内部の不和を外部の勝利でまかなっているんだ。すなわち、一度の敗北で国が傾くわけね。
負けてしまった場合、苦戦した場合。かならず、穏健で保守的な人間が止めに入るんだ。行動どものもをとめれなくても、非協力的であったり、して無茶ができなくなる。勝つことが、国を破滅に追いやることもあるわけだね。
三国志の劉備とか、銀河英雄伝説のヤンウェンリーとかが歴史を混乱させたものとして評価されるたりもするの。軍事的勝利が長い目で見ると、国を破滅させる引き金になっているわけね。
更に詩人の力を借りて、実際にある以上の力があるように見せている。けど、無敗である。メティスという国は、こんな不和をたくさん抱えている国なわけです。