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ロングソードの長さ
騎士の時代も晩年になると、どんどんと重装備になっていきました。高い防御力を持つ敵からHPを奪おうと思ったら、攻撃力を上げる必要があるわけです。
つまり、鎧の分厚さに伴い、騎士の持つ剣も長く、太くなっていったわけですね。ロングソード=長剣。ブロードソード=刃の広い剣。ですが、時代によって長さも幅もぜんぜん違っていました。
あくまで、その時代の中での基準に過ぎなかったようです。始皇帝の時代が度量衡で、フランス革命ではメートル法で単位も変わってきました。武装における長い短いの価値観も一定ではなかったようです。
RPGなどで、過去の英雄なんたらが使っていた伝説の業物。すごい剣だぜ。みたいな説明文がありますが、あんまり昔過ぎると当時の防御力に勝てない武装になっちゃう事も。
英雄装備を模倣すると、武器の長さで先制攻撃されたり、集団戦法には不向きだったりと、周囲から浮きまくるかもしれませんね。アンティークとしておくのが一番なのかな?




