【ファンタジー世界に福利厚生があったら?】国家シミュレート
ファンタジー世界で、もしも厚生年金があったら。短命・多産のゴブリンは猛反対する。エルフは長命なので、大賛成する。民主主義だったら、ゴブリンの主張が数の暴力で通り、エルフは泣き寝入り。なんていう話がありました。『銃と魔法』だったかな?
寿命や健康状態、種族としての数を考えて調整しても、やっぱりうまくいかなかった。そんな話でしたね。ソードワールドの時代、ソードワールドの世界観をそのまま近代に持ってきたような世界でした。魔法は免許制になっていたっけなあ。
異世界シミュレーター的な要素がたっぷりでよかったんだけど、巻を重ねませんでした。残念。日本的な福利厚生や制度のありかたで、平等や公平を重視していたのがよかったなあ。
ハリーポッターの場合は種族性が重視されてしまうんだ。グリンゴッズで仕事をしているのがどの種族で、何族は何が得意ってね。三銃士にも、何々地方の住人はどんな風でってかかれる。
単一民族である日本は、血液型で判断する。これが外国の場合の特性判断じゃないかな。生まれが育ち以上に人としてのあり方を決定してしまう。あるいは、そうであってほしいという人間の望みなのかな。