師弟喧嘩と親子喧嘩で銀河がひっくり返る話
スターウォーズなんかは、師弟喧嘩と親子喧嘩で銀河がひっくり返る。MTGじゃあ、「兄弟戦争」で大陸が壊滅して4000年間の混迷の時代がくる。そういや、史上最大の職権乱用とかで、CIAが恋愛を理由に無茶する映画がロードショーでしたっけ。愛憎をテーマの軸に沿えるのは重要なんだな。
とはいうものの、個人と個人のわがままで、世界が滅んだりするのは、読者が引くかなあ。どこかでブレーキがいるよね。被害を最小限に食い止める努力はしないと。どっちが悪役かわからないじゃないか。
アーサー王とランスロットとグネヴィア。虞美人と項羽、劉邦。前者はマジに国が壊滅して、後者は悲劇ではあったけど漢の時代が訪れた。物語としては、両方バッドエンドになってしまうかな? まあ、中国では、傾国の美女=悲劇。だもんね。
スクラップドプリンセスの場合は、家族愛vs宗教&予言、国家の政策。ここまで、敵がでかいと、天晴れだね。権力中枢からはなれた流離譚だから、しがらみは暗殺者と、刺客だけか・・・・ハードだけど、主人公側が悪とは思えないな。
この考えに及ぶのは、「法律=民衆ためにある」っていう考えが根っこにあって定着しているからなんだ。この感性で、漢の時代の中華思想とか、騎士道精神を読むと明いた口がふさがらないんだな。
一人で巨大な組織に立ち向かったら、勝手に見えるが。家族ぐるみだと和らぐかな。家族といえずとも、同士がいて、大儀が明らかに少数にあれば、問題ない。そうすると、プロットレベルの演出としてやっぱり国家レベルで腐敗してもらうしかないわけだ。
あとは、ギャグの要素かなあ。アホみたいな話なら、腹が立つより前にあきれるだろうし。馬鹿みたいと思えば、腹が立たないだろうし。
こう考えていくと、王を大臣が殺して、王子が大臣を討伐する。この展開はわかりやすくって、明確な大義もあるんだな。王権の復興、親の敵、悪徳大臣の討伐。多用されるわけだね。