海峡を作る男
ヘラクレスは、とおみちをするのがいやだったので
やまをこわして、みちをつくりましたとさ。
こうして、ジブラルタルかいきょうができました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9F%B1
……だ、そうです。
何かとパワフルマッチョな英雄として描かれるヘラクレス。彼が『不滅の鎚矛』か、棍棒を使って山を切り崩した。
その結果できたのがジブラルタル海峡、とギリシア神話の中で語られています。
山を登るよりも、砕く方がずっと面倒じゃないのか?
そもそも、道を急ぐだけなら自分の体の幅の道を造ればいいんじゃないのか?
なんだって、海の底深くまで掘ったんですか?
突込みどころ満載。妖しさ大爆発。
神話ならではのダイナミックな話です。
でも、このヘラクレスさん、実際には身長どのくらいだったんでしょうね。
すっげーでかい人だったから、ジブラルタルほどの幅と深さが無いと抜けられなかったとか?
だって、この人。巨人アトラスに変わって、空を支えていた事もあるらしいんです。
神話の話ですが、アトラスがメデューサの首で石化したのがアトラス山脈という説がある。
その人の代わりが務まるんだから、ジャイアント馬場よりは大きい……のでしょうか?
ヘラクレスはちゃんと人間の母親から産まれているんです。
人間として生活していますしねえ。子どももいたんですよ。狂気によって悲劇の結末を迎えますが。
この人の先祖にペガサスで有名なペルセウスがいます。
ウルトラマンとか、ロボットの寸尺ってすっごいいい加減らしいですけど、神話もどっこいどっこいですね。
それとも、変身とか巨大化ができたんでしょうか?