表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/66

赤と蛇が現すもの

ちなみに、アジアじゃ蛇は神様だから卵で生まれるのはとてもめでたい、といわれることもあるの。この伝説は朱蒙だったかな?


西洋では、蛇は基本的に悪役。だけど、バビロンとかエジプトの古代宗教じゃ神様なんだよ。医学の神様アスクレピオスは蛇に杖を持っている。


赤は血の色を連想させると同時に、闘争や血を連想させる。不吉な色であったらしい。また、キリスト教における最大の裏切り者、ユダは赤毛だったって説もあるんだ。


聖書を重視する国には、根源的に植えつけられた感覚であったのかもしれない。赤毛のアンの苛めも、原点はこれかもしれないね。


やまたのおろちの腹が赤いのも、鉄の色。倒した後に、尻尾から剣が出るのは山を攻略して、鉄を得た。あるいは、鉄鋼をほりすぎて、川が氾濫したなんて伝説もありますから。鉄=赤=血、なんでしょうか。


ヤマタ川って、川が本当にあって、ヤマタノオロチの伝説はここから生まれたのでは? なんて説もあるんだ。


ギリシアのレルネーのヒュドラも川の氾濫が多かった湖沼地帯の物語。川の氾濫=蛇の化け物大乱闘。ヒュドラの毒=鉱毒事件。なんていう話もあるんだ。


バビロンのイシュタルは、緋をまとう淫婦。なんていう侮辱の言葉もあるらしいです。


また、赤を好むのは闘争の表れですね。ローマのマントも映画じゃ赤だし、武田信玄の赤備もまっかっか。攻撃色、膨張色。威圧感があるんですねえ。


ロボット物では、「俺のこの手が真っ赤に燃える」とか「真っ赤な誓ーい!」とかありますね。中世だったら、やばかったのでは?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ