金髪と卵と月の話
偏見&伝説のはなし
ダヴィンチコードの映画は、出演者の出身地=登場人物の出身地であわせていました。西洋の映画では、容姿、出身地が話題性もあればキーワードになるのかもしれませんね。
赤毛の苛めはなんだか良く聞きますね。ゲルマン神話、聖書などで主に赤毛が悪役みたいです。ユダとか、ゲルマンのロキとか。宗教的、伝承的な理由でしょう。銀河英雄伝説のキルヒアイスも、血のような赤毛と、言われていましたからね。
聖書に書かれると、原理主義的な方は率先して差別するでしょうから・・・・。日本でも、鬼の描写に赤毛がよく用いられますね。世界的な偏見なんでしょうか。
ユダヤ系の黒髪も不吉となれば、人類の何割が不吉なんだろう。亜麻色とか、金髪って人口比率で言うとかなり低くなるはずなのに。
ブロンド=貴族階級。なんていう偏見もあったみたいだから、特権階級が自分達の血筋を守るために流布させた話かもしれないですねえ。
日焼けとかで、平民貴族を見分けるような描写が中世の小説にありますね。白い肌と乱れていない髪は、豊かさの象徴だったようです。
月の輝きと魔力を髪に取り込む?? だったかな? 女性と月の関係や、神秘的な考えから生まれたものだったのかもしれません。ちなみに、これって異教的な思想ですw。
でも、月は凶器とかをつかさどります。たしか、キリスト教圏の伝説だったかな。月夜に出歩くと、子供が卵で生まれる。蛇やかえるのように卑しい生物になるっていう伝承。
夜中に出歩いたらダメよ、って警告のための伝承だったらしいけど、魔女裁判の材料に深夜の外出も含まれていたみたいです。
ちなみに、アジアじゃ蛇は神様だから卵で生まれるのはとてもめでたい、といわれることもあるの。この伝説は朱蒙だったかな?
蛇信仰は、西洋じゃサタンとつながるところがあるから、中国まで十字軍が来ていたらいろんな文化が今と違っていたでしょうね