作者は断じて、違うの事
金髪考察、まだ続きます。
ギリシア神話では、エチオピアの血族は美人ぞろいなんだな。カシオペアにアンドロメダっていうギリシア神話二代美女は、エチオピア人なんだよ。もちろん、黒人じゃなくてラテン系の姿なんだ。変でしょ?
ラテン系では、白い肌が神聖なものなんだ。ギリシア神話によると、エチオピア人は昔はラテン系の容姿、つまり白人だったんだ。神話の時代に太陽が落ちてきて、地上が焼けてサハラ砂漠が出来て、エチオピア人も住みのように真っ黒になったんだってさ。・・・ありえん!
パエトーンという題名の神話です。太陽の神の息子さんの物語。どこかのHPにもあるからググってみてください。
ちなみに、このパエトーン。児童向けのギリシア神話ではあんまり取り上げられることがないんだ。無用の誤解を招いたり、差別的な使われ方がするかもしれないから?
ギリシア人は神話や物語を語るにも、王家の威信を向上させる目的やら、地理を理解して作ったとしか思えない形跡やら、正座にも航海を安全に行うための工夫やらが見られて、当時の歴史的背景を想像するのにかなり面白い題材です。
つまり、昔サハラ砂漠は豊かな緑の大地だったわけ。実際に、カバとか水が大量にないと生きていけない生き物の化石が出てくるから、神話の話もまったく信用ならんってことじゃないわけ。トロイアとシュリーマンの話、ヘラクレスの柱の話、アトラス山脈の話、とかもあるからね。
当時のエチオピアは豊かな国で、しかも歴史が古かったんだ。なので、ペルセウスとアンドロメダが結婚したっていう下りは、ギリシア王家の格を上げることになる。そのあとで、太陽が落ちてきて黒人になったってわけ。なんだか、国家の陰謀みたいなのを感じるよね。
その反対に、ユダヤ系の容姿を連想させるって言うので、黒髪が不吉だっていわれた時期、地域があったそうな。まあ、時代の流れによる変化だろうけど。
産業革命後のイギリスでは、ブルネット(黒髪系)は知的に見える。美しい色だって流行った時期もあったらしい。赤毛のアンの場合は、赤毛で嫌われていましたね。
ともかく、世界中で髪の色、肌の色を起源とする偏見や信仰があふれかえっているようですね。
また、ネタがあったらやります。




