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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

この問題を解いたら

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

お世話する時期もあったような。

でもやっぱり、お世話される側ですね。

『もうっ!! 君って奴は!!』と言われながら。


なんかガールズラブっぽいので、タグを付けました。

同性から見ると凄い良い奴だけど、異性からは人気がそんなに無い。そんな子って割と沢山居る。多分だけど『恋人にするなら、高スペックな子が良い』『地味な子は要らない』と何処かで思っているからだろうが。

私の知人にもそんな子が居る。地味で控えめ。けれども物腰が柔らかくて、面倒見がとても良い。分からない問題があると、必ず親身になって教えてくれる。

今日も親身になって化学の問題の解説をしてくれる。伏せ目がちな目が熱心に図を書いて、問題を作成しているのを見計らって、ふとこんな事を零した。

「君、モテるでしょう? 」

「……モテた事なんて一度もないよ」

シャーペンが紙を擦り付ける音が止む。少しの間が私達の間を通り抜けた。何だか地雷を踏んだ気がするが、此処で引いたら何だか負けの気がした

「親身に面倒見てくれる人は皆好きだよ」

「私がしているのは、ただのお節介だから。はい。この問題解いて」

そう言って、書いた問題を私に差し出して、にっこりと笑った。これ以上話をする気は欠けらも無い。そう、顔に書いてあった。

問題は今日の基礎的なもの。多分、私でも解けそうなものだった。

「解いたら話の続きしてくれる?」

「まぁ……良いよ」

歯切れの悪い返事を待たず、私はせっせと問題を解いた。其れを一瞥した後に、彼女は笑ってまた口を開く。

「中学の時にね、勉強が出来ない男の子に、今君にしてる様に勉強教えていた事があるの。でも結局、ウザったかったみたいでね、友達経由で『彼奴嫌い』って言われちゃった。だから……男の人はお世話されるの嫌いだと思うよ。だから頼まれない限りは女の子限定。皆、喜んでくれるからね」

其れは……と口を開こうとしたが、すぐに閉ざす事にした。

『彼奴嫌い』と言った奴がどんな奴かは知らない。けれども何かしから周りが揶揄ったのではないだろうか? 恋愛的な意味で『彼奴のこと好きだろ〜?』の様な。だから突発的に言ってしまっただけな気がする。けれどもこの子にとっては、『彼奴嫌い』と言われたことだけが事実なのだ。

「大人になったらモテるから……!! 嘘じゃないから!!」

「なぁに? その宣言。その前に君は赤点を回避しないと、その為に、私を使ってくれて構わないから」

そう言って、また全てを隠したような笑顔を浮かべた。皆好きだと思うよ。君みたいな人。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


最近は子供帰りして、女児向けアニメのコメント欄を見ているんですよ。

皆良い子達で、泣きそうになりました。

『あんなの良い男の子、現実にいない!! 私の中学の周りの男子と変えて!!』と良からぬ嫉妬をしてしまいました。


そんな話は置いといて、私の周り、有難い事に私の面倒を見てくれる方々が沢山いらっしゃるんですよ。

いつの時代も大変お世話になってます。

そんな方々は同性であれ、異性であれ、絶対に嫌いにはなれません。


でも中学時代って、そうやって親身になってくれた人でさえも突っ撥ねる時代だと思うんですよ。

『そんなの要らねーよ!! ウザイんだよ!!』って。


あのね、大人になってから振り返って見ると、泣きたくなるほど嬉しいものだよ。

自己肯定感なんて社会に出たら削られてなんぼ。

そんな時に見捨てずに傍に居て、面倒見てくれる存在って本当に有難いんだよ。

だから皆、そんな人を好きになるんだよ。


でもまぁ、その有難みに気が付いたときって、大抵皆大人。

だからざまぁ展開期待するならば、みんな大人になってからかと。

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