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絶零のアポカリプス~君と手をとる異世界平定~  作者: 他仲 波瑠都
第1章 悲劇の始まり
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プロローグ

この世界には四つの種族がいる。


人間族、竜族、魔人族、エルフ族の四種族だ。古来よりこの四種族は領土、物資、各々の種族の繁栄を求め何度も争いを繰り返してきた。


圧倒的な火力で攻撃し硬い皮膚で身を守る竜族。


闇の魔法を駆使し残虐性の高さから恐れられている

魔人族。


数こそ多くはないが魔法を得意とし一人ひとりの能力が高いエルフ族。


集団戦を得意とし魔法や武器を使い数の力で対抗する人間族。


他の種族と比べると人間族は劣ってみえるが、エルフ族と同盟を結びながらなんとか対抗しどの種族も決め手がないまま均衡を保ち500年もの間争い続けていた。


しかし突如としてその均衡は崩れ去った・・・



竜族に一匹の竜が現れたのだ。その竜の体はとてつもなく巨大で歴代の竜族の王でも足元に及ばない程大きく、十本の角と七つの頭を持っていた。そしてそれぞれの頭には神を冒涜する言葉が深く刻まれた冠があった。

豹のような模様をして、熊のような手を持ち、獅子のような口と大きな牙をしていた。


竜の力は凄まじくどの種族の抵抗もほとんど意味をもたらさなかった。


その結果、三種族は領土・戦力を大きく削られ竜族の一強時代となってしまった。


そしてその竜が現れたのはその一度きりだったが竜族の支配を確固たるものにするかのように四匹の竜を残していった。


炎龍⟬ サラマンダー ⟭

水龍⟬ リヴァイアサン ⟭

毒龍⟬ ミズガルズスオルム ⟭

邪龍⟬ ズメイ ⟭


この四匹の竜たちもかなり強力で竜族の支配が強まってしまった大きな要因となっていた。


たった一匹で種族間の均衡を崩壊させ、さらに強力な四匹の竜を生み出し竜族の支配の礎を築いたこの竜はその圧倒的な力を恐れられ世界の終焉をもたらすような絶望感からみなにはこう呼ばれた。


黙示録の竜⟬アポカリプス ⟭ と。


一体どこからやってきたのか

誰に生み出されたのか


それは誰にもわからなかったが

一つだけ言えることがあった。


この世界においてこいつは”異物”だと。



このままでは不味いと思った

世界の創設神、女神ドーヌスは

ある儀式を行うことにした。



《 転生者召喚 》


これは女神のみに許されているとても神聖な儀式だ。


時には勇者となり世界を救い、時には強力な力を手に入れながらも田舎でひっそりと暮らそうとする。

その世界が危ないとき、世界が変わろうとしている大事な時に召喚することが出来る彼らのことを異世界転生者として女神達は頼っていたのだった。


そしてこの世界にもまた未知の脅威に対抗する為、新たな転生者が召喚された。


前世での名は斎藤雄也


この世界においてはシオン・アレナドという男として生まれ、これから待ち受けている困難や強敵、仲間との出会い・別れを経験していく事となっている。


斎藤雄也改めシオン・アレナド


前世では特に何も秀でた才能が無く悲惨な人生を送っていたこの男が異世界に転生し、アポカリプスという強大な敵を倒すとともに争いが続いて疲弊しきっている世界を救うために四種族の平定・世界の平和を目指す物語が今始まった。





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