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川紅葉、君と

作者: Soraきた

ときどきの紅く彩る葉が

流れる川の行方を知らず

ゆらゆらと踊っている

どこか小舟にも似ているね


ちょうど橋の下

小さくできた渦の方へ吸い込まれながらも

すぐにその場を脱出して

また、ゆるやかな流れに

戻ってゆく


見渡せば

山に映る色は

紅く染まりつつある


遠くあるものに

つい、気づかないことは

あるのかもしれないけど

君といれば

すぐに何か

見つけられそうな気がした


照らされる光の中へ

いくつかはスポットライトを浴びる

川紅葉

君と来た

この橋からの風景は

いつまでも忘れないんだろう


川紅葉

ふだんは悠々と、大胆に流れる川の方が

注目されるけど

しばらくは、

紅葉まぶしく輝く

川紅葉かな

そして、君と見守りながら


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