File1:合コン
「美紗ぁ!今から合コン行かなぁい??」
友達の仟技 華菜が、私を誘ってきた。どうしようかと悩んでいたが、華菜の
「美紗好みの人来るよー!!」
の一言で、行くことに決めた。
学校がやっと終わり、カラオケへと急ぐ。
(私好みかぁ...ほんとにいたら最高っ☆) そんな事を考えながら、身なりを整え、中へ入る。今は自己紹介中だった。私は、男の顔を見ていく。私好みの人はいない。...が、このまま帰る訳にもいかず、端っこに座る。(暇だなぁ..) と思いながら、携帯をいじっていた。そこに、
「遅れたっ!!」
と、声がした。(どうせ、好みじゃないだろうな...)と思い、顔をあげなかった。しばらくすると、誰かが私の横に座り、
「暇だねー 二人でぬけない??」
と、話しかけてきた。誰だろ?と思い、顔をあげ、その人を見てみると、私好みの人だった。
「あっ...いっ..いいですよ。」
緊張しながら、答える。
「良かった。じゃあ行こうか。」
の声と同時に彼は私の手をひき、部屋からでた。
この先、どうなるかを知ってたら、私は彼についていく事はなかっただろう。
ただ、その時の私には知る由もなかった。