表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/285

魔法杖を作ろう

『カナン』


「やあリーリア」


 精霊の森に来た。相変わらず幻想的な風景。ピンクに光る妖精と、蒼く光る精霊のお出迎え。


「精霊の数増えた?なんかいっぱいいるぞ?」

『生まれた』

「ほー良かった良かった」


(たしか精霊は精霊水に浸かると時間をかけて分裂するんだったか?妖精が世界樹からだっけ)


 ふわふわと精霊が浮いているので、蒼く光玉をつんつんしてみる。

(ぷるぷるしてる、可愛い…)


「なあリーリア、これ何かわかる?」

 そうだ、と思い出して以前エレメンタルイーターを倒した時に落ちてた石を取り出す。

 変わらず赤、青、黄、緑に煌めいている10センチ程の石。


『…わからない…きいてみる』

「だよなー、あいつの内臓かなんかかな?名前くらい分かれば良かったけど」


『…せいれいだって』

「精霊?これが?」


 10センチくらいの石を見るが変わらず煌めいているだけだった。


『かたまって…もどれない』

「まじか…戻す方法は無い?」

『もういし…ない…』

「意思が無い…か(なんか扱いに困るな)」

『つかえばいいって』

「使って大丈夫なのか?爆発しない?」

『うん』

「じゃあありがたく使わせてもらうな」


 精霊にお礼を言う。気にするなと言っている様に、チカチカ光っている。


「とりあえず精霊結晶とでも言うか…指輪だとデカイよな」

(削ったりするの嫌だな)


「杖の先に付けてみるか…」


 以前買った魔法杖の本を取り出して、杖作成の部分を読み進める。


「えーっと、魔力の込めた材質で先端に魔石のタイプが基本っと、材質は魔力が通りやすく頑丈なのが望ましい…か」

『まほうきんぞく?』

「んー今は子供だから重いのはちょっとなー」


 ミスリルなら持っているけど気が進まない。重いと筋肉痛の時に何も出来ないからだ。


「まずは精霊樹で作ってみるか…モデル・ワンド」

 精霊樹の枝を取り出し、枝を杖の形に変形させる。そして先端に精霊結晶を嵌めてみる。


「これでいいのね、えーっと威力は材質の魔導率と魔石で変わるのか、記録での最高は素手の時の2倍…か」

(そんなに高くないか、ドーピングした方が上だし…)


「とりあえず試し打ちだなー、リーリア行くぞ」


 リーリアを連れて近くの平原に来た。周りに人は居なく魔物も居ないのを確認。

「ここならいっか、まずは素手からだけど…4属性の方がいいかなー、危なくない土かな」


 黄色の魔方陣を展開

「ストーンバレット」

 ヒュッ ボン


 地面が削れ50センチ程、土が剥き出しになった


「こんなもんね、じゃあ隣に杖を使った魔法」


 黄色の魔方陣を展開


「ストーンバレット」

 ヒュッ ボオン


 地面が1メートル程削れた


「2倍…か…微妙だな…」


「うーん…」

『カナン』

「ん?どした?」

『せいれい…てにもって』

「手に持って?ああ結晶を握りながらね、やってみるか」


 杖から精霊結晶を取り出し左手に持つ。


 黄色の魔方陣を展開


「ん?制御が難しいな…ストーンバレット」


 ヒュッ ドオオン


 今度は2メートルと少し削れた


「うおっ、すげ、5倍くらい?杖いらねえじゃん。でもこれ持って戦うのかー」


 想像してみるが今一闘いにくそうだ。


「強いけど手に持つとなると……動かなければ大丈夫か?いや、邪魔だな」


 んーと悩み、とうしたもんかなーと空を見上げる。


「ん?もしかして…いや、これは人道的ではない…いや…試すか」

(良い子は真似しないで的なあれだな)


 カナンは台に手を置く。手の甲を上に向けた状態で。そして結晶を振り上げ、手の甲に振り下ろすと、


 グサッ


 手の甲に精霊結晶が嵌まった。


「いってー、考え方が末期だが、これでやってみるか」


 黄色の魔方陣を展開


「うおっ何これ、ストーンバレット」


 ヒュッ ドオオオン!


 地面が5メートル程削れた。


「うおー!すげー!10倍だ10倍!リーリアありがとう!」


『う…うん…てにさすとおもわなかった』

 流石にマッドなカナンに妖精は引いている。


「いやー痛いけどすげーなー!痛いけど!」


 精霊結晶は、まだ刺さったまま。


「ん?出来そうな気がする…」


 ワクワクしたカナンは黄色の巨大な魔方陣を展開。


「くっ……」


 魔方陣が輝く


「ガトリング・メテオ!」


 巨大な岩石群が出現し、平原に落下する。


 ドドドド!回転させるまでには至らなかったが次々と平原へ墜としていく。


(………)



 砂塵が晴れる。平原に岩石が突き刺さり、凄惨な荒地が広がってた。


「…超位魔法の負担が少ない……よっしゃああああ!」


(全盛期に一歩近付いた!)


『カナン』


「なんだ?リーリア」


 やりきった晴れやかな笑顔で答えるカナン。


『かたづけ…してね』


 荒地が広がっている。


 そして少年から笑顔が消えた。


精霊石~カナンが精霊結晶と呼んでいたモノ、本来は精霊が役目を終えた魔素が長い時をかけて堆積、結晶化したモノ

エレメンタルイーターの体内では、吸収仕切れなかった魔素を堆積し固め結晶化させる、簡単に言うと、う○こ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ