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115 第一部終了【人物紹介】

2017. 2. 20


新作を25日投稿予定。

そちらもよろしくお願いします。

『救世主って誰ですかっ!?』第一部 終了ぉぉぉっ◎


という事で、あらすじを含んだ人物紹介をここでさせていただきま〜す。


ナビゲーターはこの世界唯一の魔女の弟子、ファナです。よろしく〜。


では先ずは自己紹介から。



ファナ【女・12歳・魔女の弟子】


言いたくないけど生まれた時の名前はファニアヴィスタ・ハークス。愛称がファナなんだ。これからもハークスの名は名乗る気はないよ。ただのファナとして生きるんだ。


ハークス家は侯爵の家柄。男爵、子爵、伯爵、よりも位は上だ。実質、国で王に次ぐ力を持つと言ってもいいくらいだって、あのクソ親父が愚痴っている時に聞いた事がある。まぁ、本来なら何不自由なく暮らせるんだろうね。


けど、そんな家が大っ嫌いだった。冷たい両親といっつも下を向いて、両親の顔色を窺って歩いてる使用人達。そんな中で兄だけが可愛がってくれた。それも異常なほどにね……。




ラクトバル・ハークス【男・25歳・現ハークス侯爵家当主・愛称はラクト】


25歳で現当主ってあるけど、嘘じゃないよ。あの最低な両親が死んだわけでもない。兄さんは当主の座を奪い取ったんだ。

理由が聞きたい? あえて言うなら……『シスコンだから』ってことになるみたい。

あんな両親のいる家になんて帰りたくなかったからさ。そこで兄さんが両親を弾き出したんだ。


どうやったのかって、後で現家令のジェイクに聞いたら、前々から手を回してたって言うじゃない。

ハークス侯爵って名乗る奴らが、もうずっと前から嫌な奴らだったんだって。王もハークスの高慢な態度と提案に困ってたらしい。

そこにまともで前世魔王な兄さんが現れたもんだから、成人したらすぐにでも当主になって欲しいって切望されてたんだって。根回しも充分で、あとは兄さんが頷くだけの形を整えてたみたい。


前世って言ったけど、これは本当なんだって。その時の名前はランドクィール。


今、人が住んでるのはシールス大陸って呼ばれてる。その大陸の東。大陸からは見えない海のずっと向こうに魔族と呼ばれている種族の大陸がある。


自分達とは違う種族って事で、とても恐ろしいイメージをシールス大陸の人々は持ってる。昔、魔族に攻めてこられた事が伝承で残っているからとも言える。


そんな魔族の王が、魔王と呼ばれた兄さんの前世なんだって。今の兄さんがシスコン異常なのは、私が前世で兄さんの娘みたいに可愛がっていたかららしいんだ。覚えてないけどね。


そんな兄さんの前世の繋がりで知り合った人が二人。



バルド【男・40歳・冒険者・元戦士】


ハークス侯爵家があるのが、ラクト王国。ラクト兄さんは関係ないよ。ただ、父親が愛称を国の名前になるようにしたって故意的なものはあるけどね。


バルドはそのラクト王国の元戦士。若いのに王国戦士団の団員だった。けど、王子様が戦士団に入ろうという時、色々あったらしい。その時に戦士団の大半の者が辞めたとか。バルドもそこで辞めて、冒険者になったんだ。


実力の方はあんまり分かんないんだけど、強いんだって。確かに、ちょっと絡まれた冒険者達よりは強いかもね。それでとっても心配性で世話焼き。


兄さんとの出会いは、兄さんがまだ幼い時。兄さんは前世魔王の記憶も持ってるから、三つだろうが五つだろうがどこへだって行けたんだって。それで、王都で戦士やってた時に、前世の騎士だったバルドに会いに行ったの。


バルドの前世での名前はバルトローク。シールス大陸の人達が攻めて来て、死んじゃったんだってさ。まぁ、バルドの方は前世の記憶がないから、初めは兄さんの事、気持ち悪いって思ってたみたいだけどね。でも、基本世話好きさんだから。


その時一緒にいたもう一人が……。



ノーク【男・40歳・薬師】


ノークも兄さんの前世仲間。勿論、記憶ないけど。その時の名前はノバ。


兄さんと再会した時は、薬師になる勉強中で、前世の記憶がある兄さんに、勉強を見てもらってたんだって。


ノークは貴族の家で仕えてたんだ。最初は挨拶もないし命令するし、嫌な奴で、絶対殴ってやろうと思ってたんだけどなぁ。


今は魔女の弟子である私に色々教えてもらおうとしてるみたい。




シルヴァ【白銀の王・棲処/フレアラント山脈】


このシールス大陸の中央。そこを縦に割るようにあるのがフレアラント山脈。そこを棲処にしていたのが『白銀の王』って呼ばれてるシルヴァ。シルヴァって名前は、師匠の故郷で銀をシルバーって呼んでるって聞いたから。私が付けたの。


フレアラント山脈を自由に駆け、そこに棲む獣達の王だった。師匠はこの山に住み着き、隣人になったんだ。


私が拾われて、シルヴァと知り合った時は、すっごい警戒されるし、襲われるし大変だったんだけど、最終的に私がシルヴァを打ち負かして、主人になった。良い相棒だよ。


仮の姿として、二股の尻尾を持つ真っ白な子猫になれるんだ。人の目がある時はその姿を取ってもらってる。


本来の獅子の姿なら、大人二人が余裕で乗れる大きさなんだけどね。




ドラン【異世界のドラゴン・三つの首を持つ・右からドラ、ラド、ラン】


ドランは、師匠に最終試験として当てがわれたドラゴン。これを屈服させられたら合格って事だったんだ。


勿論、私の勝ち。ただ、大っきいしシルヴァ並みに強い力を持ってるから、今は力を抑えて小鳥サイズにしてる。


そうすると可愛いんだよね。『シャーシャー』言ってメッチャキュート。なんだけど、初めてドランを見た人達は蛇みたいな頭が三つあるし、羽があるしで気味悪がるんだよね。失礼でしょ?



キサコ【女・渡りの魔女】


異世界から来た魔女。これが私の師匠ね。


師匠は、数年辿り着いた世界に滞在して、また次の世界に渡って行くんだ。


そうして、色んな世界に行って何かを知ったり、何かを変えたりして生きてる。何歳なのか不明だけどね。


師匠が居なかったら、きっと死んでたと思う。まだ幼い子どもが、森に置き去りにされたら、死ぬよね。だから、師匠は命の恩人で、母親みたいな存在なんだ。



長くなっちゃったけど、他には……



オズライル【ギルドマスター・後見人】


マスターは、師匠がこの世界から居なくなってからの私の後見人。だって、生家に戻る気なかったしね。


師匠とは友達っていうか、好きなのかな? 師匠がキサコって本当の名前を教えるくらいの仲。



フレット・ラクトフィール【男・25歳・第一王子・第一戦士団の副団長】


第一戦士団ってのが、バルドが元いた戦士団。バルドに憧れもあるみたい。


それと、兄さんの同級生なんだって。兄さんが一方的に敵視してるっぽいけど、王子の方は兄さんが好きみたい。友達だと思ってるのかも。




ボライアーク【棲処/大陸の西の大地の地下】


邪竜だとか言われてたけど、本当は心優しくて、自分の縄張りである大陸の西側にいる人々を愛してる。


無口で、目で語るんだ。シルヴァが通訳してくれるけど、文句も言わないから心配。


だから、守り神って感じなんだけどね。



クリスタ【棲処/大陸の東の毒霧の山】


この世界にいるドラゴン。毒を吐く木が覆っている山の山頂に棲んでるんだ。


これ以上その木が増えていかないように、減らしていけるように人々の生活を守りながら生きてる。


私にとっては、なんて言うか、頼りになるお姉様って感じかな。



男【異世界から来た元勇者】


この人がシールス大陸でちょっと悪さしてたんだ。


ボライアークとクリスタに迷惑かけたよ。けど、多分自分を制御できなかったんだね。


名前もまだ聞いてないけど、師匠と同じ世界から突然世界を救ってくれって召喚されて、それを成したけど帰れなかった。


だから怒ってその世界に復讐して、そのせいで他の世界に飛ばされたの。


帰る方法を探して、探して、疲れてバカな事したんだよね。


まぁ、今は心を入れ替えて、反省してるみたい。



以上が第一部の人物紹介でした〜。

またね〜。



読んでくださりありがとうございます◎



第二部は過去編とするつもりです。

ラクト兄さんが魔王をやっていた時代のお話。

ただ、少しお休みをいただき、来週27日からとさせていただきます。

更に、新作を週一で投稿予定。

それを金曜0時としますので、こちらの作品は月曜と水曜の0時になります。



新作開始は25日。

新作共々よろしくお願いします◎


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