第九十五話 嫌いな事でもやるしかないって分かってる
遅ればせながらようやく更新。
ちなみに、先日発表された第四回ネット小説大賞ですが、落ちてました(;´・ω・)
うん。しょうがないよね。
ともかく、これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いしますm(__)m
『グウウオオウウウウウウロオオオオオオオオオオ!!』
理解不可能な咆哮と共に突きだされる槍が体の右側面の空間を引き裂いていく。
それと同時に、右肩に少しだけ熱い感覚が奔った。どうも、僅かながらに敵の攻撃が掠ってしまったらしい。
でも、傷は浅い。血が噴き出してるわけでも無いし、これぐらいの傷ならば問題ない――そう判断し、右手のナイフで突きだされたままの槍の側面を思いっきり叩いた。
変則的な弾き。敵の突進や突き攻撃を躱し、武器を引き戻す直前の一瞬の硬直の時を狙って敵の武器大きく弾き、強制的に戦闘の断絶点を作り出す、師匠直伝のテクニックだ。
そんな、完璧にできるとは言い難い、まだまだ習得中の技が成功し、比較的小奇麗な鎧を身に纏った全身骸骨の魔物――『ハイスケルトンランサー』の体が少しだけ右側に揺れる。刹那、体勢を整える為に敵の動きが止まる。
これが戦闘の断絶点。
敵に出来た、瞬きの間も無い程の小さな硬直時間を強引に広げた、一瞬の隙だ。
その隙を突き、弾きを行った反動の手の痺れを我慢して、敵の心臓部分で光っている青い球――不死系統の魔物共通の急所である『魂』にナイフをつき入れるモーションを取り、懐に接近して、
「―――――――ッ!」
一息で刺し貫く。鎧の隙間を狙い、ナイフの刃を差し込むように。
コアの硬質な感触がナイフを伝って感じられる。
パキパキ――と音がしたかと思えば、ナイフが刺さった所を裂け目に、青い光を放っていたコアが真っ二つに割れた。
『ガァ……ルrrrrrrrrrrrウ……ゥゥ――』
ハイスケルトンランサーの窪んだ瞳から光が失せる。体を構成する丸見えの骨が力を失ったようにバラバラとなって地面に散らばった。
次の瞬間にはそれら全てが砕け、消えていく。
「―――ふぅ……」
勝てた……うん。勝てた。
敵の攻撃が掠ったりして少し冷や汗掻いたけど、何とかなった。何とか出来た。
反省点が無いわけじゃないけど、とにかく今は出来たことを誇りたい。
何故なら、ここに出てくる魔物はステータス値だけを見ればかなり格上に属する奴らばかりだからだ。動きはかなり速いし、力は確実に相手の方が上で、それ以上に魔物のくせして相当な器量を持ち合わせているのが厄介な所だ。
師匠ほどじゃないけど、気を抜いたら一瞬でやられそうだから、ひと時も油断が出来ない。油断したら、きっと、あっと言う間にタコ殴りにされる。後に残るのはボロ雑巾になって光の粒子と化す俺だけだろう。それだけは嫌……というかみっともなさ過ぎる。
だからこそ、常に気を抜かず、神経を研ぎ澄まし続ける。
……でも、まぁ、たまには自分で自分を褒めてあげても良いんじゃないかな、なんて思ってみたりもしないこともない。飴と鞭は使い分けるのが大事だっていうし。
そういえば、最近は甘味をあまり食べてないなぁ……そう思い至り、急に甘い物を口にしたくなった。
「……今晩、何か甘いものでも作ってみるかな」
そう呟くのと、
『ギュレウウウウウウ……』
再び、奴らの呪わしい声が空気を揺らしたのはほぼ同時だった。
緩みかけていた気を引き締め、腰の裏に手を回してナイフを両手で引き抜く。二本ともドワーフであり、紅蓮聖女のメンバーであるダンに特注してもらった一点物だ。それなりに武器のランクは高い。曲がりなりにも師匠の剣と打ち合えたことがそれを如実に証明してくれている。
そんな、絶対の信頼を置いているナイフを構え、目だけを動かして周りを見回す。
薄暗くてよく分からないが、辺りに何かいそうな感じはしない。いつものような、害意や悪意を感じた時に起こる『ピリッ』とした悪寒も無い。ついでに言えば、敵の気配も、未だに不確かな俺の感覚じゃ掴み切れそうにも無い。
これは……ヤバいかもしれない。
気を抜いていたせいで敵に先制を取られた。
こっちは敵がどこにいるのか分からないのに、敵からは俺が丸見えだ。
どうする?
いや、考える前にまずは落ち着け。落ち着こう。慌ててもなにも良い事は無い。慌てても状況が良くなる訳じゃない。寧ろ、悪くなるだけだ。
空回りしそうになる思考を強制的に冷やし、浅いながらも深呼吸をして辺りに気を配る。
今更、気を配ったところで何か掴めるとは思ってないけど、やらないよりはマシだ。
次いで、少しずつ、慎重に壁際に移動。壁を背にして立った。そうやって壁を背後にして敵から襲い掛かられる方向をちょっとでも限定する。そして再び警戒。
すると、次の瞬間、今まで姿が見えなかった敵が襲い掛かって来た。
『ギャラララアアア……!』
敵は――真上から襲ってきた。
「――んなっ?!」
何とか攻撃を食らう直前に敵の居場所を割り出す事は出来た。
うめき声が漏れ、背中に冷や汗が噴き出す。
それでも尚、寸での所で彼我の間にナイフを滑り込ませることに成功する。
ガキンッ!
金属同士が衝突する金属音。
不安定な状態で中途半端に攻撃を弾いたからか、一瞬で体勢は崩され、吹っ飛ばされ、横殴りの衝撃が全身を包む。地面を転がり、壁に激突して、肺に取り込まれていた空気が軽く口から漏れ出る。
痛い。痛い……というか、しんどい。肺を経由して体全体が空気を求めている。今すぐに酸素をよこせと、早く息を吸えと叫んでいる。
でも、その前に敵が近づいてきている。
早くここから逃げなければ―――
「――――――らあッ!」
殆ど本能に任せてその場を飛び退る。
『―――――――ガァッ!』
裂帛の気合いと共に、背後の空間が『何か』で切り裂かれたのが分かった。
少しビビる。でも、攻撃はかわせた。俺自身は無傷で済んでいる。
俺は飛び退った勢いそのままに地面を転がって敵から距離を取った。
片手を突いて素早く立ち上がり、敵を視界に収める。
敵はさっきのハイスケルトンランサーと同じように全身が骨ばかりで出来ていた。胸には青い光がある。でも、装備しているのは槍じゃない。俺と同じナイフだ。それもやっぱり俺と同じ両手で二本を持つ二刀流スタイル。
二刀流のナイフ使いの骸骨魔物――『ハイスケルトンアサシン』だったと思う。
顎をカツカツと鳴らしてナイフを握り込んだ両手をだらんとブラブラさせている。
その様を観察しつつ、今度は深く深呼吸。足りなくなった酸素を補給し、ついでに回復魔法を発動させて腹の痛みを和らげた。
軽くその場でジャンプしてみたけど……痛みは軽くなっている。これなら。
「――戦える」
二本のナイフを体の前で構える。両足に力を溜めるように腰を低く落とした。
体の軸はずれないように――いつでも、どの方向にでもラグなく動けるように意識。
『ガゴガガガガガガアァァァアアアアア!!』
敵が突っ込んでくる。速い。物凄く速い。多分、俺よりも僅かに速い。
流石、『アサシン』の名を冠しているだけの事はある。
あっと言う間に間合いは食い潰され、食い荒らされ、無くなっていく。
――そして、激突。
『ガアアアアァァァアアア!』
「くっ―――!」
ナイフの輝き、閃光があらゆる角度から強襲する。
やっぱり。確実に、僅かに、敵の方が速い。
捌く捌く。捌く捌く捌く捌く―――敵の攻撃が掠った。でも、捌く。もう一回。
「―――――ッ! くそったれぇ!」
でも、少しずつ余裕がなくなっていく。端の方からちびちびと侵食されるように、余裕が敵の乱舞の前に食われて侵されていく。余裕が消されて、汗と熱で埋められていく。
熱い。暑い。体中が。何より、敵の攻撃が厚すぎる。
下手すりゃ、俺とやってた時の師匠よりも手数だけは多いんじゃないのか、これ。
一撃一撃はその分軽いけど、かなりの速度で生肌が削られて、血がにじんでくる。
『フシュルルル――』
ナイフばかりに気を取られていると、今度は蹴りを食らった。それも回し蹴りを鳩尾にだ。
「がぁ――――っ!」
再び吹っ飛ぶ。
今度は上手く受け身を取れたからか、壁に激突するような事にはならなかった。すぐに立ち上がる。
……でも痛い。てか、ハイスケルトンアサシン強ぇ……。
いや、さっきのランサーも俺よりもステータス値自体は高くて結構手こずったけどさ、こういうベクトルの方が個人的には戦いにくい。俺自身、一番の強みはAGIな訳だけど、こいつはそこでこっちの上を行ってる。
そして、こいつからは『害意』を一切感じない。アンデット系統の魔物は上位の存在になればなるほどに、感情と言う感情が一切合切消滅しているらしい。だから、感情に付随するはずの『害意』や『悪意』と言った類も感じ取ることが出来ないのだと思う。
また、技もかなりの腕前だ。多分、コウタよりも上手い。身体的スペックに頼ったやり方じゃない。
そんな感じで、強みが、得意な部分が完全に相殺されているのだから、やりにくいったらありゃしない。
回復魔法とか光属性魔法を使ったら、敵はアンデットな訳だしよく効くはずだから楽になるかも……いや、それはダメだ。そういうのに頼ってちゃ、自分の為にならない。
楽な方向に進んでも、後で後悔する事になるだけだ。
俺はその事を知っている。少し前に思う存分思い知らされた。
あんな思い――もう、したくない。
その為に力を求めたし、こうして、ある程度は戦える力も得ることが出来た。
もし、逃げようとするならば、きっとそれは『俺』じゃなくなっている。
――戦うのが好きな訳じゃない。
興奮も覚えないし、楽しくも無い。痛いし。怖いし。きついし。しんどいし。いいこと殆どないし。
でも、でも――後悔はしたくないから。
「……やってやる」
『ガァアアアアアア!』
俺の呟きに呼応するかのようにハイスケルトンアサシンが雄叫びを上げて突っ込んでくる。
二度目の攻防。
相変わらず、奴は速い。再び防戦に回る。
けど、今度はこっちもそれなりに敵の速さに慣れてきている。ならば。
(いくらでもやりようはある)
確かに敵は速い。それに上手い。
でも、やっぱり意地の悪さの塊のような師匠ほどの引き出しを誇っているわけでも無し。それに、魔法を使ってくる様子も無い。ナイフと徒手格闘だけで戦っている。
だから、分かるのだ。次はどこを狙ってくるか。どんな攻撃をするのか。そう言った辺りが手に取る様に……とまではいかなくても、何となく予測できる。
目を凝らせ。相手を観察して、考えろ。考え続けろ。そうすればいつかきっと『見える』。
あと、少しは自信持とうぜ、俺。自信過剰になるのは良くないけど。たまには、自分から攻め込んでみろよ。どうせ、このまま防御し続けても勝てるわけじゃないんだから。
「――ラァッ!」
ランサーの時と同じく、強めに弾く。でも、そのまんま同じという訳じゃない。横に向かっては弾かない。横に弾けば、そのまま回転斬りとかに繋げられそうだった。
だから、横から抉る様に襲ってきたナイフは――地面に叩き落とす様に下方向に弾いた。
『――――――――――ッ!』
目論見は成功し、一気に敵の上体が崩れる。
その隙に一歩踏み込み、右手を振り切った。
俺と敵の体が交錯する。僅かな手ごたえ。それは、振るった右腕から。
ハイスケルトンの『魂』を一刀両断し、破砕した手ごたえ。
パリィン! と高い音が鳴り、砕け散った青い塊の破片が硬質な床に撒き散らされる。
次いで、『フシュルウゥゥル……』という微かな音を発しながらハイスケルトンアサシンの体が頭から徐々に砂へと還元されていく。
「はぁ……何とか勝てた……」
ギリギリだったな、本当に。
疲れた。肉体的に。というか、それ以上に精神的に。
「――にしても」
――精神的に疲れたのには理由がある。
戦っている最中は必死過ぎて頭の中から消えていたけど――
「俺、アサシンタイプと戦うためにこの階層に来たんじゃねぇんだよなぁ……」
そう、正にそれだ。
俺がここに来たのにはちゃんと目的がある。
――ここは、ダンジョン百八十階層。主にスケルトン、ハイスケルトン系統の魔物が跋扈する階層帯だ。そんな場所に俺がやって来た理由は一つ。
ハイスケルトンアサシンの前に戦っていた『ハイスケルトンランサー』と戦い、来たる模擬戦のイメージトレーニングを行うためだ。
模擬戦の相手のアレックスさんは槍の名手だという。それもかなりの使い手のようで、『今のユートでは勝ちを拾えるかは三割ほどだね』と駿の口から聞かされた。『勿論、僕はユートと戦った事は無いから、もっと勝率は高いかもしれないけどね』とも言われたけど、正直フォローにもなってない。つまるところ、俺がそう断言できるほどに強くないという事なのだから。
まぁ、だからこそのイメトレだ。
今から急激にレベルアップしたり、自身の技量を伸ばすのは不可能に等しい。
なら、敵の戦い方に慣れるしかない。
慣れて、ある程度は感覚を掴んで、その上で模擬戦に挑むのが得策だと判断したのだ。
俺自身、槍使い相手の戦いは経験が少なかったので、そういう意味でも丁度良かった。
――実際、ランサーとでは無く自分と同タイプ相手に死闘を演じる羽目になっていたのだけれど。
つまるところ、今のハイスケルトンアサシンとの戦いはいろんな意味で無駄だったのだ。
「はぁ……何やってんだよ、俺……」
もう、模擬戦はすぐそこまで迫っている。
模擬戦の開催が決まって早二日。
今回のエスラド王都奪還戦に参戦する同盟軍が完全に終結しつつある。
多分、今日の昼頃には全軍が大集合するだろう。
というか、現時点でそのお昼に近い。
下手すれば、次の瞬間には全軍集合の報が届いても――
『ユートさん』
『え……あ、ニーナか』
『はい』
突然、頭の中に直接語り掛ける声。幼めのその声はニーナの物だった。ダンジョンマスター同士でダンジョン内のみで扱える『テレパシー』を利用したんだろう。
『な、何の用だ?』
いきなり何の用だろう?
……いや、現実から目を反らすなよ。もう、分かり切っている事じゃないか。
今、連絡が来るって事はさ、模擬戦やりますよ、と言う報告以外にありえないだろう。
『ミヤさんが――模擬戦を行うから、早く戻って来て……だそうです』
ほらね?
予想が当たり、俺はギュッと拳を握った。
心臓がバクバク鼓動を速めていく。体中の血流が呻り、口の中がカサカサになる感覚。
この模擬戦――いや、勝負には、俺が他人の命を背負う資格があるのか問われる……そんな意味も込められている。
そう思うと――思えば思うほどに、緊張は肥大していく。
――戦いは好きじゃない。でも、やらなきゃいけない時に積極的に逃げたいと思うほどに忌避もしていない。
おかしいよね。向こうの世界にいた頃は争い事なんて嫌いだったのにさ。
でもまぁ……いいんじゃない? それだけこっちの世界に順応してきたと思えば、少しは納得できる。そう、ほんの少しだけだけど。
それとも、順応したんじゃなくて、根本的に俺が変わったのかな?
……そんな感じが、無いことも無い。
とまぁ、色々と考えて見たんだけど。結局、どっちでもいいんだ。
とにかく、今は自分を鼓舞する。やらなきゃいけない事をやる。それだけを考えてればいい。俺は難しい事を考えるのは人並みにしかできないしさ。特別なわけでも無い。
『分かった……今行くって伝えて』
『了解です』
ニーナとのテレパシーが遮断される。次の瞬間、ダンジョンマスターの部屋に跳んだ。
視界が移り変わり、ダンジョンマスターの部屋に。そこには、こちらに手を振るニーナと、俺を呼びに来たのだろうみーちゃんの姿もあった。彼女は俺の姿を認めると、こちらに駆け寄って来た。
「……緊張、してる?」
「まぁ、少しだけ」
心臓がバクバクなってますとは言えなかった。男の意地として。
「……じゃあ、深呼吸する。深呼吸して、頭の中を空っぽにして、私にキスすれば緊張しなくなる」
「……最後のプロセスの必要性を三十字以内で説明してください」
「……わたしがしたくてたまらない」
「はい、却下!」
「あわあわあわ……」
俺達の会話を聴いてたいらしいニーナがアワアワ言っていた。
顔は俺達から背けて、ダンジョン内部のモニターに向けているけど、耳が真っ赤なのでバレバレだ。
俺は溜め息をつきつつ、みーちゃんの頭部に手刀を入れた。
「はぅう……」
頭部を押さえ、みーちゃんが涙目になっている。少し強すぎたかもしれない。
「……大丈夫。こちらの業界ではご褒美です」
「どんな業界なんだろうねぇ、そこはっ!」
サムズアップするみーちゃんにツッコミを入れた。
しかし、みーちゃんは悪びれる様子は無く、
「……緊張、解けた?」
「え……ま、まぁ――」
確かに、いつの間にか緊張はほぐれていた。しかし、緊張が『切れた』わけでは無い。
丁度良いくらいに緊張が保たれている。
どうやら、俺の緊張はみーちゃんに見抜かれていたらしい。思わず苦笑が漏れてしまう。
心を覗かれたわけだけど……悪い気はしない。
寧ろ、相手が自分の事を分かってくれていると思うと、嬉しくなってきた。俺ってやっぱ単純だなぁと思う。
「……じゃあ、後は深呼吸して。精神統一」
みーちゃんの言葉に従って目を閉じ、深く。深く。深呼吸。
段々と頭の中から余計な部分が排除され、洗練され、単純化され、晴れ晴れと――やがて、頭の中がある程度空っぽになる。
緊張か、はたまた単なる実力不足経験不足か、完全に空っぽには成らない。
でも、それが当たり前だ。実際、頭の中空っぽにするのってどうやるの? 少なくとも、意識してできるものじゃないと思う。
とは言え、多少は雑念は減った。余計な事を考えずに済むようになった。
清々しい気持ちに包まれながらも、俺は目を開けた。
俺を見て、みーちゃんは微笑み、手を差し出してくる。
「……行こっか」
「うん。行こう」
みーちゃんの手を取り、俺は空間魔法を唱える。
「頑張ってくださいね!」
そんな、ニーナの声援が聞こえてきた。
「まぁ、頑張ってくるよ」
少し控えめな返事を返した。
という訳で、今回はユートの戦闘に対しての考えでした。
次回はアレックス氏との模擬戦ですね。
二章も段々クライマックスに近づいてきました。
出来るだけ盛り上げられたらなと思ってますので、次回もよろしくお願いします!
では、今回も読んでいただいてありがとうございました(*´ω`*)




