第十九話 後方支援職な俺
ドラゴンが突如現れた勇者三人に討伐され、とりあえず討伐戦は終わった。
討伐戦の元々のターゲットであるゴブリンキングを始めとしたゴブリン達だが、その後のギルド職員による調査で、突然の町近辺での出現の原因は勇者達が討伐したブラックドラゴンがゴブリン達が元々生息していた地域に居座ってしまった事だと分かった。よって、ブラックドラゴンがいなくなった今、ゴブリン達もだんだんと己の元々の住処に戻るだろうと言われている。
また、討伐戦中に重傷を負った男性冒険者を負傷させたのはブラックドラゴンの爪の斬撃によるものだろうということも分かった。特に毒にかかった様子も無い事から、しばらく安静にしていれば大丈夫だと医者にも言われ、今は自身の住処で大人しく寝ている事だろう。
ちなみに、一緒に参加していたノエルやヨミは各自で判断して早々に避難していたらしい。討伐戦後にレティアもブラックドラゴンと戦闘したと聞いて、とても慌てていたのがとても印象的だった。
そして、これが俺自身にとって一番大きい出来事なんだが、勇者三人とアリセルの四人に俺が転生者だという事がばれてしまった。まぁ、あんだけみーちゃんとお互いのあだ名を呼び合ってたら、それも当たり前の事なのかもしれないが。
勿論、四人には俺が魔導士だという事も含めて、このことは極秘にしてもらっている。
―――さて、そんなこんなで色々あった討伐戦から一夜明けた。
「―――ってことは、みーちゃん達はギルマスの依頼を受けてこっちに来たのか?」
「……ん。……王都から走ってきた」
「いや……走って来たって、んな無茶苦茶な……」
「……それが真実。というのは嘘で、実際は『転移』の魔法で一瞬で移動して来た」
「そんな感じだろうと思ったよ!」
俺は今、みーちゃんと二人でエイルの宿の一階、食堂へとやってきている。ちなみに、他の勇者二人は俺たちに気を使ったのか、別行動中だ。
周りには昼時の為か多くの客で賑わっており、皆こちらをしきりに気にしている。まぁ、俺もみーちゃんもこの世界では滅多にいない黒髪で黒瞳だし、何よりみーちゃんは国内だけじゃなく、大陸全土でも有名な「勇者」一行の一員らしいから、この中にはそのことに気が付いている人もいるのかもしれない。
……だが、それら以上に、どこか突き刺さる視線が無性に「痛い」。
そして、俺はこのままこの視線の中に平気な顔していられるほどメンタルが強いわけでは無いので、とりあえず周りの視線の原因を取り除こう。……そうしないと後から色々と怖そうだし。
「あの……みーちゃん?」
「……何?」
「何で、俺にべったりと張り付いてるの?」
「……何か問題でもあった?」
俺の質問に「何を聞いているんだ?」という表情で問い返してくるみーちゃん。
彼女は今、俺の隣に腰を下ろし、何故か俺の体に自身の体をピッタリと寄せて幸せそうな仕草を見せている。
しかし、六年ぶりに再会した幼馴染の体は色々と成長を遂げており、健全な思春期男子の身からしたらあらゆる面で不味い事この上なかった。
……いや、何でかって? そりゃ、色々立ちそうなんだよ!
「いやいやいや、問題も何も、いきなりべったりって問題しかないだろ?!」
「……六年前はいつもこうだった。よって、何も問題は無い」
そう言ってドヤ顔を作りながら、みーちゃんはグリグリと自身の平均よりは確実に大きいであろう二つの膨らみを俺の腕に押し当ててくる。
「み、みーちゃん?!」
「フフフ……ユウ君、初心だね」
「―――っ?!」
そう言って、小悪魔的な笑みを見せるみーちゃんに俺は見とれてしまう。
六年ぶりに再会した彼女の顔立ちは日本で見た時の物よりも大人っぽくなり、少女と大人の間という、この時期独特の魅力を放っていた。
―――やばい、むっちゃ可愛い。
六年前の彼女とのギャップに俺の心は揺れに揺れる。
元々、みーちゃんは可愛らしい雰囲気が特徴の超が付くほどの美少女だ。
そんな彼女が今、俺の真横にいて魅力的な表情を見せてくれている。そんな事実に俺はくらっときてしまう。
………おっと、いかんいかん。
昔からみーちゃんはこうやって俺の事をおちょくるのが趣味だった。また、笑われるところだった。
「そ、そういえば、みーちゃん達はこれからどうするの?!」
とりあえず、無理やり話を変えることにする。
つーか、そうしないと色々と手遅れな事になりそうだ。だから、こっちを見て少し残念そうな表情をしないでくれ。みーちゃん。
「……ん。本当はユウ君と一緒にいていたい。でも、私は勇者だから、すぐに王都に戻らないといけない」
「そ、そっか……」
「……でも、すぐに戻ってくる。というか、国王を脅してでも戻ってくるから、待ってて」
「国王が不憫すぎるっ!」
ていうか、国王ってそう簡単に脅せるものなのか?!
まぁ、俺はこの町が気に入ってるからこの町を離れる気はないから、みーちゃんがこっちに来てくれるなら願ったりかなったりなんだけど。
「……ん。冗談」
「冗談なのかよっ!」
俺が思いっきり突っ込むとみーちゃんは「フフフ……」とさもおかしそに笑う。
あれ? やっぱり俺、突っ込み役になってる……?
「……でも、早く来るようにするのはほんと。王都にいる他の勇者、鬱陶しいから」
「他の勇者って?」
「……勇者は私、駿、雅の他にも一人いる。その一人は私たちとは別の任務をやってたから別行動」
「へぇ、他にも勇者がいたのか。そいつって、何をしてるんだ?」
「……ここ、ストレア王国の友好国、魔王国エスラドが隣国の聖国ミコイルから攻撃を受けたっていう情報が入ったからその調査。でも、さっき王都に帰還したっていう連絡が来た。そいつが執拗に寄ってくるからうざい」
俺の質問に答えつつ、唾でも吐き掛けるかのような形相で不快感を表しているみーちゃんは本当に王都にいるという勇者が苦手な様だ。
何より、みーちゃんの拒絶感がパナイ。
ここまで女子に拒絶感持たれる勇者って、最早巨大な力を持った人災だよね。
「……とりあえず、そういうことだから。王都よりもこっちの方が居心地がいい」
「どんだけ王都の勇者が嫌いなんだよ……」
「……あいつと同じ空気を吸うくらいなら窒息死した方がマシ。ちなみに、ユウ君と同じ空気なら過呼吸になるくらい吸っていたい。それどころか、お金を払ってでも抱かれたい」
「そんな事を言うのは止めなさい! 周りが見てるから!」
「……ん、そう?」
「そうなんだよっ!」
「……でも、嬉しい?」
「言わない、何も俺は言わない」
だって、そんな事を言ったら……ね? さっきから俺たちを射殺さんとばかりの視線を向けている周りの人達の視線でマジで殺されそうだからね?
ていうか、この状況を眺めて、なに楽しそうに笑ってるんですか、ユリさん!
「……まぁそういう事だから」
「分かったよ。俺も今回の討伐戦でギルドから店一軒貰えたし、こっちで自分の店を開いてみようと思ってるから、気長に待ってるよ」
「……こっちに戻ってきたら、前みたいにユウ君の手料理、食べさせてくれる?」
「あぁ、勿論。それまでにこっちの食材で上手く作れるように練習しておくから」
「……ん。楽しみ」
そう言って頬を赤く上気させたみーちゃんはご機嫌な様だ。
そういえば、みーちゃんに手料理を食べてもらうのも、随分と久しぶりだ。
こうやって、またみーちゃんと話をすることが出来たり、料理を食べてもらう事が出来るようになった点で言えば、間違って天罰を落としてしまった神様に感謝だな。
「美弥ぁ! そろそろ、王都に戻るよ!」
その時、宿の外から声がかかる。
俺たちがそちらの方を向くと、そこには駿と雅の勇者二人がこちらに手を振っていた。
どうやら彼らの方の用事は終わったようで、王都に帰るためにみーちゃんを呼びに来たようだ。
「……了解」
みーちゃんは彼らに返事を返すと、俺の手を引いてエイルの宿から出る。
久々の幼馴染の柔らかい手の感触に、思わず俺はドキッとさせられる。
そういえば、みーちゃんは昔からどこか無防備な所があった。王都にいるという他の勇者に変な事をされてないかちょっと心配になる。……まぁ、さっきの反応を見る限りではその心配はいらないと思うんだが。
俺のそんな心配をよそに、みーちゃんは勇者二人と合流し、二人に俺がみーちゃんに渡しておいたローポ等を配っていく。
「ヘぇ、回復レベル7のローポとMPローポか……これは、君が調合したものかい?」
駿は「鑑定」で俺自作のローポの詳細を見たのか、感心するような声を上げる。
「あぁ、この辺りの調合屋じゃ、俺ぐらいしか調合魔法を使えるやつはいないからな」
火属性魔法とか、属性系の魔法を使えるやつは多いんだがな。
空間魔法や調合魔法、接続魔法とか回復魔法みたいな、属性系魔法以外の魔法を使える人材と言うのはかなり少ない。回復魔法や調合魔法は特にそれが顕著に現れている。
「……王都も調合魔法を使える調合師は不足している。ユウ君も、やっぱり王都に一緒に来ない?」
「うーん、俺が王都に行くと平穏に日々を過ごすってのはできそうにも無いしなぁ……それにこっちにも知り合いとかできたし、何よりも店ももらえることになってるから、遠慮しとく」
俺と駿の会話を受けて、みーちゃんが俺に誘いをかけるが、俺はそれをやんわりと断る。
実は、みーちゃんや勇者達からこんな勧誘を受けるのはこれが初めてでは無い。昨日にも何度か誘いを受けることはあった。
久しぶりに再会できた幼馴染と近い場所で暮らせるというのはとてつもない魅力なんだが、俺は平穏な日々を過ごしたい。できれば、色々と厄介な事になりそうな王都に行くのは避けたいところだ。
「……残念」
「まぁ、そのかわりと言っちゃなんだけど、こっちに来たらいつでも俺の料理を御馳走するからさ。……まぁ、王都で食べれる物と比べると幾分か見劣りするかもしれないけどな」
「……ん。それなら許す。一週間に三回くらいは食べにくる」
「それなら、私も来ちゃおっかな?」
「じゃあ、俺も来ようか」
「いやいやいや! お前ら、勇者としての活動はどうすんだよ?!」
みーちゃんを筆頭に、駿や雅まで週三で通うと言う始末。
あれー、みーちゃんはともかく、駿や雅とはあまり仲良くなった記憶は無いんだけれどなぁ?
こいつら、コミュ力高すぎだろ。一体、どこのリア充だよ。
「……大丈夫。国王を脅せば何とかなる」
「そうだね! それに、美弥がいつも言ってた幼馴染の手料理がどんな物か、興味があるし。 ね? 駿?」
「あぁ、いつも大人しい美弥が君の事を話す時だけは元気になるからね。個人的に君に興味があるんだ」
「……もう分かったよ。好きにしろ……はぁ」
三人の連携に、俺は白旗を上げざる負えなかった。
それにしても、国王を脅すって、いったいどうやるんだろ? つーか、みーちゃんの腹黒さがパナイ。
それと、駿が言った「君に興味がある」って、健全な意味でだよな? 何か言い方が紛らわしかったけど。……まぁ、もういいか。
「……男は諦めが肝心」
「何か納得がいかないけど、ある意味真実だから否定できないのが悲しすぎるなっ!」
何かドヤ顔で俺を慰めるように言ったみーちゃんに突っ込む。
よく、「男は懐の広い奴がモテる」と言われるが、それって、「女の我儘に付き合える諦めが良い奴」って事だよな。という事は、みーちゃんがいう事もあながち間違いでは無い。
って何それ。リア充の人って、みんなそんなことしてるの?
「あっ! もうこんな時間!? 駿、美弥、そろそろ出発しないと!」
腕時計で時間を確認した雅がみーちゃんと駿を急かした。
「あぁ、そうだね。……それじゃあ、ユート。俺たちはこれで失礼するよ」
雅の催促を受け、駿が俺に右手を差し出した。
俺はその手を握る。
「それじゃあな。……みーちゃん、他の勇者の事で何かあったら俺にも言うんだぞ?」
「……ん。勿論。純潔はユウ君に貰われるまで守る所存」
駿と握手を交わしながらみーちゃんに注意を促すが、いつものように訳の分からないボケをかましているので、まぁ問題ないだろう……多分。
「あー、はいはい。道中、気を付けて帰るんだぞ? ……あと、駿と雅はみーちゃんの事、よろしく頼む」
「勿論!」
「あぁ、美弥は大切な仲間だからね」
俺の頼みに当たり前とばかりに頷いてくれる駿と雅。
一応、六年間一緒に勇者をやってきたみたいだし、彼らなら安心してみーちゃんの事を任せられるだろう。
「……ユウ君は心配性」
「みーちゃんはもう少し危機感を持て」
昔から無防備だったみーちゃんは、少し危機感が足りない気がする。
娘を送り出すのって、こんな心境なのだろうか?
「ははは……。まぁ、それじゃあ行こうか」
俺たちの会話を聞いていると終わりが来ないと思ったのか、駿が会話を切るようにして一同を促す。
その視線の先には一台の大型の馬車が。みーちゃんによると、王様が用意した特別な馬車らしい。
ちなみに、『転移』っていう魔法で一瞬で来たのにも関わらず、帰りは馬車を使うのは、勇者というブランドの経済効果を狙ってという事なのだとか。
実際、今現在エイルの宿の食堂にいた時とは違い、勇者の馬車や俺の周りには沢山の人々が集まっていた。
うん。人ごみがヤバすぎて、なんか暑苦しい。
「……それじゃあね。ユウ君」
「あぁ、またな」
馬車に乗り込んだみーちゃんと別れの挨拶を交わすと、馬車は動き始めた。
俺は町の門から彼らが乗った馬車が見えなくなるまで手を振り続けた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
見慣れた街並みと人ごみをかき分けてかき分けて、俺は手に持った地図が指し示す場所へと向かっていた。
既に討伐戦から一週間以上の日にちが経ち、今日、ついに俺は念願の店を貰ったのだ。
そして今は、ギルドから貰った店の場所へと向かってる所である。
しばらくメインストリートを歩いていくと、ようやく目的の場所へとたどり着いた。
「へぇ、思ったよりも結構でかいな」
俺は今日から自分の物になった店舗を前にして、ぽつりと呟く。
コンビニくらいの広さがあるその建物は、一階部分に店舗、二階には住居空間という構造になっていた。外見も中もそれなりに綺麗で、ちょっと掃除をすれば今すぐにでも店を始められそうだし、二階に住むこともできそうだった。
さらに、アリセルが言うからには、一階の奥には調合や錬金などの生産活動専用の器具やスペースも確保されているらしいので、そこに籠って色々と実験をするのも中々楽しそうだ。
また、敷地内には建物のすぐ横にちょっとした庭もある。
それに、と俺は視線を建物のすぐ横に向ける。
そこには、ここ数日で何度も訪れた紅蓮聖女のクランホームと彼らが経営している孤児院があった。
そう、俺の貰った店は紅蓮聖女のクランホームの真横に建てられているのである。
「あ、ユート君!」
丁度、そのクランホームから出てきたレティアに声をかけられた。
「おっす。今日からお隣さんだな」
「あ、そっか! 今日から隣に引っ越してくるんだったね!」
「あぁ、そういう事だからよろしくな」
「うん! こちらこそ!」
俺と軽く挨拶を交わしたレティアは魅力的な笑みを浮かべながら、とても嬉しそうな表情を見せる。
その雰囲気からは、まさか、あのドラゴンと戦った時の狂気に満ち溢れた笑みを浮かべた彼女と同一人物とは思えないほどだった。
―――結局、あの時、彼女が何故あんな表情を見せたのか、俺は理由を聞けていない。
そして、彼女の身に起こっていた、あの、ひとりでに攻撃が避けていくという不思議の現象の事も分からず終いだ。
とても気にはなる。
だが、あの時の―――ドラゴンに向かって行った時の彼女の表情を思い出してしまうとどうしても聞き出すことが出来ない。何故か『そこ』は他人が踏み込んではいけない領域という気がする。
アリセルなら何か知っているのかもしれないが、今は聞かない方がいいだろうと自分の中で結論付けていた。
「どうしたの? ユート君?」
―――そんな事を考えていたのが表情に出ていたのだろうか。
気が付くと、レティアが心配そうな表情で俺の顔をのぞき込んでいた。
「あ……あぁ、大丈夫だ」
「ふぅん、まぁいいか。とりあえず、これからもお隣さんとしてよろしく!」
「まぁ、こちらこそな」
俺がそう返すと、レティアは何か用事があったようで、「それじゃあねー!」と言い残すと、どこかへと去っていく。
俺はそれを見送り、さっさと店を始められるようにと、掃除をするため自分の店の中へと入っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
グリモアの町からほど近い森の中を一人の少女が彷徨っていた。
その、とても幼い外見は、ヒューマンとも、その他のグリモアの町で見られる種族とも少し違っている。
彼女には、背中から生えた一対の真っ黒な羽があった。
そんな彼女の表情はどこか焦っているように見え、さらには何かを探しているようにも見える。
「確か……この辺りに……あった!」
そして、彼女は何の変哲も無い崖の前で立ち止まった。
しかし、そこは魔法師ならすぐにわかるほどの自然界の魔力が溜めに溜められた、通称「魔力溜まり」と呼ばれる場所。とはいえ、魔力溜まりだからと言って、何か特別な事が自然に起こるわけでは無い。
精々、その膨大な魔力に吸い寄せられた「精霊」達が集まってくるくらいだ。
そんな魔力溜まりの崖に、彼女は手を突く。
「これで………お父様を助けられるはず! そうすれば、きっと―――」
そして、次の瞬間には、そんな事を呟く少女から突然光が漏れ出し、その魔力溜まりの崖の中へと吸い込まれていった。
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ユート
ヒューマン
Lv12
MP:190/190
STR:57
DEF:51
AGI:134
INT:65
スキル
「アイテムボックス」「隠蔽」「鑑定」「全状態異常耐性:Lv1」
魔法スキル
「無詠唱」「魔法才能全」「魔力効率上昇(大)」「魔法複合」「火属性魔法:Lv4」「水属性魔法:Lv11」「闇属性魔法:Lv13」「調合魔法:Lv18」「風属性魔法:Lv3」「地属性魔法:Lv2」「回復魔法:Lv7」「光属性魔法:Lv1」「蒸気魔法:Lv3」「地盤魔法:LV3」
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今回で、第一章「後衛支援職な俺」、終了です!
ちなみに、二章は「ダンジョン経営と国家間戦争」というコンセプトでやっていきます。(途中で変更する可能性あり)
今回も読んでいただいた皆様、ありがとうございましたm(__)m
次回もよろしくお願いします!