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第百二話 惨めな思いを振り払う先に

 喧騒の中を、駆ける。

 少しばかり後方の外壁。

 その門から僅かに見える壁外では大規模な闘争が繰り広げられ、壁内からも僅かながらに甲高い戦闘音があちこちから聞こえてきている。

 その渦中を俺たち五人――駿、雅、みーちゃん、俺、ニーナ――は駆け抜けていた。


 ――アイゼルタリアに侵入した連合軍は早々にミコイル軍と全面闘争に入った。

 こちらを待ち受けるような形でミコイル軍が門の出入り口付近に展開していたためだ。

 外壁を破壊し、街の中に侵入した直後に向こう側から奇襲を仕掛けられた。


 だがしかし、連合軍もある程度の対策を立ててやって来ている。

 いくつかシュミレートされた中では、寧ろこの状況は一番の理想形だった。

 街への被害を最小限に抑えられるからだ。


 連合軍は敵の注意を本隊に釘付けにし、そのまま壁外に後退。

 町の住民の安全を最優先に考え、戦闘区域を外壁の門付近に設定した上で、一部を除いた精鋭勢力は住民の避難誘導とその護衛に町の中に散らばっていった。

 その策のおかげか、大規模な戦争の最中だというのに、街には殆ど被害は出ていない。

 そうした状況の中、俺達五人もまた本隊と別行動を取って王城へと迫りつつある。

 敵は殆どが壁外の戦闘に参加しているようで、街の中は至って静かだ。

 でも、それは敵がいないという事と同義じゃない。


「ユート、右から三人来るよ!」


 先頭を走っている駿から指示が飛んだ。

 分かっている。既に右からこちらに近づいて来る『害意』の視線を強く感じていた。


「フ――――ッ!」


 一閃する。

 三つの気配が相手の間合いに達する直前にこっちから接近し、相手の意表を突いた。

 そして動揺を隠せていない相手の腕を切り裂き、無力化する。

 相手は武器を取り落として絶叫を迸らせる。

 その声には目もくれず、俺はすぐさま駿たちに合流して再び走り始めた。


「……ユウ君、ナイス」


「はぁはぁ……お、お疲れ様です……!」


「まぁ、これぐらいは出来なくちゃ師匠に殺されそうだし」


 ニーナの真後ろを追走しているみーちゃんと、俺、みーちゃん、雅、駿に囲まれるような形で駆けていたニーナが労うように言葉を掛けてくる。

 みーちゃんが息一つ乱していないのに対し、既にニーナは疲労困憊と言った様子だ。

 しかし、俺や勇者組と彼女のステータス、そしてその習熟度には大きな開きがある。

 俺達はかなり速度を緩めているとはいえ、ニーナが疲れてしまうのもしょうがない事だ。

 もう、体力の限界も近いんじゃないだろうか。きっとそうだ。

 しかし、ニーナは弱音一つ吐こうとしない。

 汗をにじませ、額を袖で拭いつつも、彼女は一心不乱に走っている。

 誰かが担いで移動しようかという案もあった。だが、皆の邪魔には成りたくはないという本人の希望を尊重して、俺達四人で彼女を護衛するという陣形を取っている。


 実際、良く彼女はこちらのペースに付いて来ていた。

 正直に言えば、俺も少し早いと感じるこのハイペースにニーナはちゃんと食らいついている。あるいは、先頭を走っている駿のペースコントロールがよっぽど上手いのか。

 ともかく、俺達は各地で争いが巻き起こっている中、たった一人の脱落者を出すことも無く、散発的に強襲を仕掛けてくる敵を殺さない程度にあしらいながら駆け抜けている。


 何故、俺達が相手を殺さないのか――それは敵の歪な内部事情に理由がある。

 駿が言うには、ミコイルの兵士たちのおよそ九割はマインドコントロールを掛けられ、自分の意思は関係なく無理矢理に戦わされているらしい。だから、出来るだけ無力化で押さえ、人的被害を小さくしたいのだという。勿論、余裕がない場合だったり、明らかに自分の意思で戦っている奴らに対して手心を加える必要は無いとのことだが。

 実際にミコイルの兵達と戦ってみた感想としては、確かに彼らの殆どは覇気というものが無かったと思う。殺気や害意と言った悪感情は読み取れたけれども、瞳がどこか空ろで、ただ命令を淡々とこなしているような印象を受けた。

 彼らは、明らかに普通では無い。

 駿の言う通り、彼らはミコイルに強制的に命令に従わさせられている。

 ミコイル――奴らは転生者達も自分たちの奴隷にして従わせていた。


 下劣だ。卑劣だ。

 沸々と怒りがこみあげてくる。

 人は道具なんかじゃないってのに。

 そんな思いを抱いて、それでも冷静さだけは失わないように気をつける。

 ちょっと落ち着いたかな、と思った所で再び敵が襲ってきた。


「オラオラオラァァァ!」


 咆哮を轟かせながら斬りかかってきたのは――たった一人。


「ユート頼む!」


「分かってる!」


 駿の指示に短く答え、敵の斬撃を受け止めた。

 目前にいる男はそこらにいる兵達とは違い、少しばかり刺繍が入った多少豪華な鎧を着ていた。

 そして何よりも、こいつの瞳や言動には強制された物では無い『意思』が存在している。

 つまるところ、この男はマインドコントロールは受けていない。

 こいつは自分の意思でミコイルに賛同しているって事だ。

 あぁ、あれか。こいつ――(しん)に糞野郎の仲間って事か。

 そう結論に至った瞬間、一旦は静まった怒りが再燃した。


「死にやがれッ!」


 野蛮な声が降りかかってくる。

 俺に受け止められた片手剣を手放し、目の前の男は腰に刺していた鞘から両刃小剣を抜剣した。一瞬の間も置かない内に小剣を突きだし、男が突進してくる。


 不意打ち……のつもりなんだろう。

 (いや)ったらしい笑みを浮かべ、男が俺の胸を刺し貫こうとしている。

 でも、まぁ、甘い。全然甘い。


 怒りが再燃した頭が、一周回って冷えていく。

 何か、『スイッチ』が入ったような感覚。

 意識が切り替わる。

 師匠やアレックスさんと戦った時と同じだ。

 意識が一点に集中する。

 戦いそのものに特化していく。

 目に見える光景が――遅く――遅く。


 次の瞬間、俺は敵の小剣の刺突(スティック)を躱していた。

 目前に迫った小剣の刃先を横にステップして回避。

 刹那、その首筋に何のためらいも無く右手のナイフを突き刺していた。

 ナイフが埋まった場所から赤い液体が噴き出した。

 すぐにナイフを引き抜き、距離を取る。


「―――ゴボッ……あ、あぁ……」


 ドサリ。

 男の体が崩れる。地面に倒れ伏す。

 血の塊を吐き出したかと思えば、その瞳からは意思の光が消え失せていた。

 ……死んだ。

 そのことを確認した俺は、いつの間にか少し先に進んでいる四人を追いかけた。


 四人にはすぐに追いつき、陣形を整える。

 前方を警戒する駿、側面をニーナに並走する形で警護するのは俺と雅、そしてニーナの真後ろで殿を務めるのがみーちゃん。俺達が取っている陣形はそんな感じ。

 今、丁度前方では、駿が聖剣を操り三人の兵達を無力化し、地面に転がしていた。


 そんな駿の様子を見ながら、俺は自分に驚いていた。

 人を殺したにもかかわらず、思っていたよりも心の中の動揺が小さかったからだ。

 初めて人を手に掛けた時のような吐き気は訪れない。

 眩暈が起こったり、体が震えるようなこともない。

 強いて変化があるとするならば、ただ、僅かばかりの虚無感があるだけ。

 何もない、何も感じない――そういった領域が心の中の片隅に生まれただけだった。

 自分でもよくは分からない。

 考える力が麻痺してるのか。

 ……ともかく、少なくともある程度はいつも通りに動けそうだった。

 今となってはその事実だけで十分だ。他は何もいらない。


「皆、そろそろ辿りつくよッ!」


 先頭を走る駿が叫んだ。

 その声につられて顔を上げると、街の中心に建つ城がすぐ傍まで迫ってきている。

 その全様は厳かで、半端では無い威圧感と言うのを感じられる。

 考えている間にも城が段々と近づいてきていた。あと数分も走れば到着しそうだ。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 結果から言えば、そのまま走り続けて三分ほどで俺達は()()に辿りついた。


 黒い色を基調とした巨大建築物――アイゼルタリア城。

 魔族を統べし者、『魔王』が住む場所。

 しかし、今その場所には別の輩が寄生していた。

 俺達が城門を潜り、城の敷地内に入ると――突然迫って来る気配。

 それは明確にこちらに向かって来ている。

 禍々しい程の『邪気』。

 それを放つ存在は、目に留まらない程の速度を以て――俺を狙って強襲する。


「―――っ?!」


 ――俺がその攻撃に反応できたのは正に俺自身の特有の『第六感』に頼っているところが大きい。

 目に見えない存在を『捉えた』その瞬間、腰からナイフを引き抜いて首筋に注がれる『視線』を切り裂くように刃を切り上げた。

 何か残像な様な物が視界の端を横切り、直後。

 咄嗟に振り上げたナイフが何かを弾く感覚。

 ギィンッ! という金属音が響き、


「くっ―――――?!」


 俺はその場から弾き飛ばされた。

 転がる。地面を転がる。視界が絶え間なく回転する。

 ようやくその勢いが止まったと思った時には、元の位置から十メートルは移動していた。


「……ユウ君?!」


「大丈夫だ!」


 たった、一瞬の出来事。

 瞬きの間も無い程の。

 そのわずかな時間に俺は十メートルと言う距離を強制的に動かされていた。

 しかし、そんな驚愕の出来事に硬直する暇さえ与えられず、俺の『感覚』は再び禍々しい狂気と共にこちらへと襲来してくる気配を捉えた。


「―――クソっ!」


 激突する。

 流星の如く飛び込んできた禍々しい気配の攻撃をナイフで迎え撃つ。

 たった一合。

 武器と武器をたった一度合わせただけなのに、途方もないほどの衝撃がこの身を包み込む。武器同士の接合点から迸る火花。こちらを吹き飛ばそうとする破壊力に耐えながら、俺は相手の顔を見る。


「お前は……アルバスッ?!」


「ひゃっは! しばらく見ないうちに随分と歯ごたえのある事になってやがんなぁ!」


 ――これなら、殺し甲斐がありそうだ。

 禍々しい狂気を放つ黒髪の男――アルバスの口がそう動いたのを俺は確かに見た。

 そして、その気配に当てられ、俺は自分が勝手に委縮している事を自覚した。


「行くぜオラァッ!」


「ぐうっ?!」



 ――頭の中で忘れがたい光景が再生される。


 殺される。


 足蹴にされる。


 あの時みたいに。


 虫けらのように。


 ただ、弱者として扱われる。


 蹂躙され。踏みにじられ。惨めに苦渋を呑まされる。


 ――嫌だ。それはダメだ。


 あんな思いをするのはもうゴメンだ。



 ――もう、あの時の俺じゃないだろうッ?!


「―――――――――あああああああぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」


 心の熱が、一気に上昇した。

 弾き飛ばす。

 腕に力を込め、歯を食い縛り、気合いと共にナイフを横一文字に振るった。


「おぉっ?」


 どこか意表を突かれたような声を上げながら、アルバスは距離を取った。

 僅かでも、一度だけでも、かつて大きな傷を残した宿敵を明確に退けることに成功する。


「……へぇ、やるじゃねぇか」


「――――ふぅ……」


 対峙する。

 こちらを興味深そうに見つめてくるアルバスを視界に収めながら、一つ息を吐いて心を落ち着かせた。

 腰を落とす。いつでも、どこからでも対応できるように。


「いいねぇ。いいねぇ。昂るねぇ……」


「ふぅ、ふぅ……」


 際限なく高まる感情。

 鼓動を加速させる心の臓。

 頭が沸騰しそうで、熱を逃がす様に呼吸を早くする。


 そして、


「―――ちょっと、僕らがいるのを忘れて貰っちゃ困るな」


 横合いから待ったの声が掛かった。


 一陣の風が吹く。

 いつの間にか、俺の前には一人の男が立っていた。


 ――駿だ。


 俺達の間に割り込むようにして俺に背を向け立ちふさがった駿がアルバスと相対する。

 その背中はいつもと何かが違う。

 まるで大樹のような、そんな力強さが感じ取れた。


「横から割って入るのはマナー違反だぜ、糞が」


 突如乱入してきた駿にアルバスが苦言を呈する。


「そっちこそ、いきなり大層なご挨拶じゃないか」


 しかし駿はどこ吹く風でアルバスに言い返した。

 アルバスは口角を僅かに吊り上げた。


「るっせ。とにかく、そこのユートって奴と殺り合わせろ。そいつがどれだけやるようになったのか気になってしょうがねぇんだ」


「それは出来ない相談かな。ユートにはユートの仕事がある。今、君とユートを戦わせるわけにはいかないんだ、これが」


 そう言い放つと、駿は顔をこちらに向けた。


「―――ユート、ここは僕が引き受ける。他の皆と先に行ってくれ」


「え、でも……」


「いいから早く。……それとも、ユートは今自分がやるべき事さえも分からない程に愚かなのかい?」


「―――――っ。……分かった」


 目が覚めた。頭が急速に冷えていく。


 ――そうだ。


 俺にはやらなきゃいけない事がある。

 その事を思い出し、俺はナイフを鞘に納めた。


「あぁん? 逃げんのか」


「逃げるわけじゃない……自分がやらなきゃいけない事を果たすだけだ」


 その言葉を残し、俺はアルバスと駿の二人に背を向けた。

 俺が去ることを感じ取ったのか、


「だから、逃げんじゃねぇ! 俺と戦え(殺り合え)!」


 アルバスが怒涛の勢いで突撃してくる。

 激情を露わにし、俺の背を斬りつけんと地面を駆った。

 しかし、その凶刃が俺に届くことは無かった。


「――だから、ユートと君を戦わせるわけにはいかないって……そう言ったよね?」


「糞ガァッ!」


 アルバスの攻撃に瞬時に反応した駿が間に割って入り、奴の斬撃を受け止めていた。

 そして、そのまま開始される一対一の高速剣舞。

 アルバスは駿のガードを突破しようと、駿はアルバスをこれ以上先に進ませないと、互いの刃を閃かせ、ぶつけ合う。

 無数に織り込まれた金属音。

 たった一つの無駄も無い体技。

 それはまるで一対となって舞うかの如く。


 ――一か月前は見えていなかった光景。


 それが今の俺には見えていた。


「行けっ! 皆!」


 轟く、駿の叫び。

 それに頷いて俺はみーちゃん達の元に戻る。


「さぁ、行くわよ!」


「分かった」


「……ん」


「はい!」


 雅の言葉に頷き、俺達は城へと侵入する。


 背後から響く(やいば)喧騒曲(けんそうきょく)はより一層激しさを増していった。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「……どういう事だぁ?」


「フッ―――いきなりどうしたんだい?」


 駿に右の斬撃を浴びせつつ、アルバスは理解できないと言った風に口を開いた。

 自らに迫る斬撃をいなしつつ、駿が問い返す。

 次の瞬間には、彼らは一時的に戦闘を止め、三メートルほどの間合いを置いて相対していた。

 アルバスの瞳が、ユート、美弥、雅、ニーナが消えていった城の方へと向けられる。


「あいつだ。あの糞転生者の野郎だ」


「……ユートの事か」


「何だ、あいつは? 一か月前とはまるで別人じゃねぇか」


「彼はこの一か月、ゴドバルトに師事されたからね……それに、転生者の成長速度はそっちの方がよく知ってると思うんだけど」


「それでもだっ! あいつがどんな強者に師事されようが関係ねぇ! 転生者としての成長速度を加味したとしても辻褄が合わねぇ! 転生者(おれたち)はそんな馬鹿げ過ぎてる存在じゃねぇ!」


 ユートの成長速度は常軌を逸していた。それこそ、同じ転生者であるアルバスの度肝を抜き、()()()をここで仕留めなくてはという()()()()に捕らわれてしまうほどに。


 そう。

 ユートはあまりにも早く強くなりすぎていた。

 故にアルバスは問うのだ。


 ――奴は何者なのか、と。


 しかし、その質問に答える言葉を駿は持ち合わせていなかった。

 彼自身でさえ、ユートの正体は分からないのだから。


 確かに強くなるペースが速すぎるとは思っていた。

 コウタはおよそ一年英雄の一人として活動してきた。

 そんな彼をたった一か月(しかも、一日当たりに避ける時間が限られている中で)激しい修行を積んだ程度の者が打ち破れるはずがない。――それが道理だ。

 しかし、あの転生者(ユート)はその道理を打ち破って見せた。

 もはやそれは成長と言う生温い言葉では収まらない。収まるはずが無い。

 即ち、進化。

 元々の器では収まりきらず、別のナニカに『進化』したとしか思えなかった。


 アルバスの追究は続く。


「奴の能力も馬鹿げてやがるよなぁ? 新しい魔法を創造するだぁ? ――そんな能力、ステータスを作り上げた『少年』と同等の力じゃねぇか」


「さぁね。僕は何も知らない」


「そんな何者かも分からない奴を手元に置いているとか、トチ狂ってるな、てめぇらは」


 アルバスの問いに対し、駿は首をすくめた。

 ユートの力は異常だ。それは認めよう。

 ユートの正体が掴み切れない。その事実も潔く受け止めよう。

 しかし、駿は堂々と言葉を紡ぐ。


「――ユートが何者だろうが一向にかまわない。もし、彼が僕らの道を阻む存在となるのなら、僕は全力を持って彼を排除しよう。でも、今彼は僕らの仲間だ。その事は揺るがないよ」


 言い放ち、駿は再び剣を構える。

 闘争の再開の合図。それを感じ取ったアルバスもまた腰を低くした。


「さぁ、もう一度始めようか――『限界突破』」


「あぁ、まずはてめぇを殺って、あの糞に直接聞いてやる――『限界突破』」


 自身の限界(リミット)を解除する言葉(トリガー)を二人が呟く。

 駿からは閃光の、アルバスからは漆黒の(もや)のような物が吐き出され始めた。

 それは二人の間でぶつかり、せめぎ合う。


 どこまでも、どこまでも登っていく光と闇のオーラが辺りを染めた。













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