表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/51

第46話

夜景のキラキラに限らず、物の見え方や感じ方は男女によって違います。男性の皆さん。夜景を見ることがつまらなくても、女性に付き合ってあげましょう。

では46話目です。どうぞ。

 花火打ち上げ直前ということで、観覧車は非常に混んでいた。並んでいる人たちの大半はカップルと思わしき男女だ。残りは家族で乗る人がほとんどだった。

 ん~、混んでるなぁ。結衣、これでも乗るのか?

「うん……」

 結衣の決心は堅いようだった。



 観覧車に並んで待つこと一時間。ようやく俺たちの順番が回ってくる。待っている間、俺たちの間に会話は全くと言っていいほどなかった。付き合わされている俺には大変重い空気だった。待っている間結衣は非常に真剣な顔をしていたため、話しかけることも出来なかったのだ。



 俺たちはゴンドラに乗り込む。ここの観覧車は遊園地にある中では日本一の高さを誇るらしい。一番高いところから見える景色は抜群で、昼間は富士山が、夜には街の灯による夜景が、ものすごく綺麗に見えるそうだ。



 観覧車はゆっくりと回っていく。相変わらず俺たちの間に会話はなく、ただただ時間が過ぎていく。さすがの俺も、この思いつめた結衣を見て何があるかは分かってきていた。長年の付き合いもあるからな。

「あの……あのね……康太……」

 ほんのりと頬を上気させながら、結衣はついに口を開く。おそらく結衣は、今日俺と最後の思い出作りがしたかったんだろう。引っ越しをするから、その別れの挨拶をするためにこのシチュエーションを作ったに違いない。


1分間の読書、ありがとうございました。

また明日の12時に会えることを願っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ