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第45話
ディズニーランドとか、一回しか行った事ありません。
では45話目です。どうぞ。
あれから結衣はすぐに目覚めた。お化け屋敷内での記憶が殆ど無いことから、自分が俺に外まで運ばれたことを理解したようで、恥ずかしさに溺れて顔を伏せ続けていた。お次はどれに乗ろうかねぇ。
お化け屋敷のあとはのんびりした施設ばかりを利用した。メリーゴーランド、コーヒーカップ、なんちゃらショー、パレードなどなど。俺としてはもう少し刺激が欲しかった。例えばジェットコースター。まぁ結衣が幸せそうだったからよしとしよう。
時間もだいぶ遅くなってきた。夏の陽は既に地平線と接している。長く伸びた影はいつまでもしぶとく地面に残ろうとしている。それは結衣にも同じことが言えた。閉園まではまだ時間はあるが、少しでも多くの乗り物に乗ろうと躍起になっている。気持ちがすごい勢いで走っているのだ。
太陽は地平線の向こう側へと沈み、辺りはイルミネーションの淡い光で満たされている。もう少しすると仕上げの花火が打ち上げられる予定だ。
「ねぇ……康太……」
結衣は珍しいことに俺を呼び捨てにした。こういう時は大抵大事な要件がある時ばかりだ。
ん~?
「観覧車……乗ろ……」
1分間の読書、ありがとうございました。
また今日の18時に会えることを願っています。




