大いなる顎(アギト)
その暴力の前に扉が立ちふさがる、それは奇妙に絡み合った骨、それは奇矯にはき出される意志の集合体、その真実の全てを埋葬するには生まれたての虚実では足りぬ。
「やりすぎだ。改竄者、いやさバインド・バインド」その暴力をいなしたのは誰あろう。失敗した物語だった。
その魔女、”大いなる顎”からは大量の願望器が、バインド・バインドの暴力に虐殺されたまま腐臭をまき散らす
ぎちぎちとぎちぎちとTHE GATEと呼ばれる願望器が、手指骨を組み合わせた意匠の門が、それらを喰らう。
「なぜ止める」「なぜ立ち塞がる」「なぜそこに居る」「「「ミス・リード!!」」」「この物語の結末を」「この物語の転がり行く先を」「この物語の流れ落ちる先を」「「「何故、止めるミス・リード」」」「それも新たなる改竄者の可能性を潰してまで!!!」
「ここが分岐点だからだよ、全人願望、魔女狂い、そして言障魔術師」
「謎々をしよう、問いかけをしよう、そうして不条理を始めよう、私の愛しい娘、”埋葬され行く真実”よ」
「だが貴様の言葉はアレには届かぬようだ」「だが、貴様の戯れ言は、改竄者には届かぬようだ」「真実も虚実もアレには届かぬ」
「ならば、不本意ではあるが」「不理解ではあるが」「欺瞞ではあるが」「「「我らを束ねるが良い、失敗する物語よ」」」
「それこそが、ここに現出する不条理!!」




