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助文/ミス・リード

 ー助文ー


 これは、魔女を召還する為の文である。

 これは魔女を喚起し、歓喜させる為の呪言である。

 ようこそ私の願望器、ようこそ物語の改竄者。

 歓喜とともに私はあなたをこの物語に召喚しよう。

 私の名はミス・リード、この腐った物語の水先案内人、

 この物語ばしょ以外に居る場所を失くした成れの果て、

 そう、失敗した物語ミス・リードだ。


 ーミス・リードー


「ようこそ、改編者かいざんしゃ、神の文字列の支配するこの世界へ、私はこの世界を訪れる者の水先案内人、ミス・リードだ、ヒャーッ、ハッハッハッ!!!  これは、魔女を召還する為の文である。

 これは魔女を喚起し、歓喜させる為の呪言である。

 ようこそ私の願望器、ようこそ物語の改竄者。

 歓喜とともに私はあなたをこの物語に召喚しよう。

 私の名はミス・リード、この腐った物語の水先案内人、

 この物語ばしょ以外に居る場所を失くした成れの果て、

 そう、失敗した物語ミス・リードだ。


「ようこそ、改編者かいざんしゃ、神の文字列の支配するこの世界へ、私はこの世界を訪れる者の水先案内人、ミス・リードだ、ヒャーッ、ハッハッハッ!!! ……………………………………………さすがにこの登場は、あきたか、若人わこうどよ、それでも、自身を確立するために繰り返しは必要なのだよ、さぁ、私の魔女を紹介しよう、”The Gate”」


 それは、巨大な牙の塊、それが、がちがちがちがちと、その巨大なくちが開かないように様に、それは巨大な手指骨しゅしこつを組み合わせたさまにも似て、例えるならそれは巨大いびつなハエ取り草


「これが私の願望器だ。現実から逃避して逃避して逃避し続けて、別の世界に辿り着いた私の願望器、

The GATEだ。一方通行の扉、自分の元居た場所にだけは戻れない。逃げ出した場所にはもう、戻れない 。自分のもと居た場所にだけは戻れない。


 それが、それこそがThe GATEこのとびらだ。ネジを回せ、ネジを回せ、この世界の薄紙のような重なりあいを通り抜けて、さぁ、貴様の願望を叩き付けろ!!」

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