ep5 人形探し
まだ、質問の意見お待ちしています。
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往人も空にいる少女を探している・・・?どういうことだ?
俺のほかにこの世界にもそんなやつがいるのか?
往人「俺は母親からその話を聞いた。」
往人「この空の向こうには翼を持った少女がいる。それはずっと昔から。
そして今も、この時も、同じ大気の中で翼を広げて風を受け続けている。」
ずっと昔から・・・?血が受け継がれているということか?
往人「俺もそれが旅に目的かもしれないな。」
昇太「なあ、いっしょにそいつを探さないか?これもなんかの縁だと思うし。」
往人「・・・そうだな。お前と一緒にいると飯の心配も無いし。」
昇太「おいおい・・・。自分で払えよ。」
往人「とりあえず、人形を探そう。」 昇太「ちょ、無視かよ!」
俺たちは人形を探し始めた。
昇太「・・・本当にあるのか?」 往人「無いな・・・。」
もう数十分探しているが見つかる気配がない。
往人「しょうがない。寝よう。」昇太「なぜ!?」
言ってる間に往人が堤防で休みだした。
しょうがない。俺もずっと寝てないし寝よう。
でも、これでいいのか・・・?
昇太「ん・・・」 目が覚める。
腕時計で時間を確認。PM3:30。だいたい2時間ぐらい寝たか・・・。
隣を見ると、往人がまだ寝てた。
昇太「往人、起きろ。」 往人「zzz・・・」
昇太「飯だぞー!」 往人「ラーメンセットォ!」
飛び起きた。もちろん、飯は無い。
昇太「ガキかアンタは。」 往人「お前、ハメやがった・・・な?」
往人はこっちを向くと固まった。
どうしたのかと思い、俺も後ろを向いた。
・・・そこには少女がいた。目が合うと少し笑った。
???「こんにちはっ!」
誰だ?往人の知り合いかと思い見てみるが知らないようだ。
???「二人でいるんですか?」 昇太「あ、ああ。まあな。」
???「喉かわいてませんか?ジュース買ってきますね!」
昇太「あ、ちょっと!」言い終わる前に走って行ってしまった。
往人「金が目的か?」 昇太「アンタから何とるよ?」
往人「いや、お前から。」
昇太「それは無いだろう・・・。純粋そうな女の子だよ?」
少女がジュースを3つ持ってこっちに来る。
???「うわっ!」一回転ぶ。大丈夫かよ・・・。
???「どうぞ!」俺と往人にジュースを渡してくる。
昇太・往人「ありがとう・・・。」往人が飲む。
往人「グエッハァ!!」そのまま、噴出した。
昇太「ど、どうした?」往人のただならぬ様子に思わずラベルを見た。
『ドロリ濃厚ピーチ味』?俺も一口飲んでみる。
昇太「甘っ!!」噴出した。とても、飲めたものではない。
往人「ふんっ!」往人がジュースのパックを握りつぶす。
昇太「おいおい、いくらなんでも・・・。」 ???「わーっ!!」
少女は取り返そうとしたが手が届かない。
???「どうしてそういうことするかなぁ。」
往人「からかってるだろ!俺たちのことを。」
???「そんなこと無いですよ。おいしいんですよ、これ。」
そう言って少女はあのジュースをおいしそうにドクドクと飲む。す、すげえ・・・。
往人「・・・昇太、行くぞ。」 昇太「え?ああ。ジュースありがとう。」
往人と俺が歩き出す。???「わあ!待って!」
少女もついてくる。
???「浜辺、行きませんか?」 往人「何で?」
???「遊びたいから。」 往人「ハァ?」
???「子供たちが遊んでたんです。それを見て、楽しそうだなぁ。
私もしたいなぁって。」
昇太「どうして俺たちなんだ?」
???「私、昨日あなたが寝ている横にいたんですよ。」
少女が往人を指差して言った。往人「そうなのか。」
昇太「アンタ昨日もいたのか?」 往人「あ?ああ。」
マジで俺がいなかったら餓死してたんじゃないか?
???「そしたら今日はあなたがいました。喋ってるのを見て、
友達だろうなと思いました。一日で一人増えたなら、
私も友達になれると思って。」
俺は往人を助けただけなんだが・・・。
往人「俺たちには仕事があるんだ。」 ???「仕事?何の?」
往人「人形芸。あ・・・。」人形忘れてるよ俺たち・・・。
往人「あったか~?」 昇太「いや、無いな・・・。」
???「あ!ありましたよ!」
あれから、三人で探すとすぐに見つかった。
ていうか、男二人であんなに探したのにみつからなかったものをこんなにあっさり・・・。何か心が痛い。
???「よかったですねっ!」 往人「ああ、助かった。」
???「これで、遊べますねっ!」往人が少女の方を見る。
往人「俺たちには仕事がある。宿も決めなきゃいけない。」
???「泊まるところ無いんですか?」 昇太・往人「ああ。」
???「だったら、家に来ませんか?」
昇太・往人「えっ?」
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