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ep4 意外な共通点

本日2回目の投稿となるYUKIです。

今回でep4になるのですが、皆さんに質問があります。

質問の内容は、この小説に川口茂美を出すか否かです。

川口茂美を知らない人もいるかもしれないので少し説明を。

川口茂美とは、観鈴や美凪のクラスメートであり、往人が電話をかける相手です。

ですが、立絵も無く、出番自体も少ない非常にマイナーなキャラです。

一応、出す場合のキャラ構成はだいたい決まってますので、

感想やレビューで意見をお待ちしています。

締め切りは明日までです。明日なら何時でも構いません。

もし、意見が一つも無かった場合は独断で決めようと思います。

それではよろしくお願いします。

 昇太「暑い・・・。」女性と別れた後、俺はひたすら涼しそうな場所に歩いていった。

 とりあえず、涼しい場所に行って空腹を満たしたい。昼飯も食ってないので腹ペコだ。


 さらに歩くこと数分・・・。


 昇太「・・・海か。」


 目の前には海に砂浜、バス停とあれは・・・武田商店?とかいう店があった。


 昇太「ん?何だあれ?」


 よく見てみると武田商店の前に、銀髪の若い男と数人の子供がいた。


 昇太「近くに行ってみるか。」


 ???「お前らなぁ!!」


 な、何だ?銀髪の男が向こうで叫んだ。


 子供A「えいっ!」子供が何かを思いっきり蹴飛ばす。


 子供B「にげろぉ!」子供たちが走り出した。


 ???「あ、待てお前ら!」男が追いかけるが・・・とてつもなく遅い。


 ???「待・・・て・・・。」少し走ると力尽きた。


 ほっとくのもどうかと思うので近づいて話しかけてみた。


 昇太「大丈夫ですか?」 ???「・・・・・・。」


 昇太「返事がない、ただの屍のようだ。」 ???「待て、待て、待てぇぇ!」


 男が飛び起きる。


 ???「人が倒れてるんだぞ?もう少し必死になれよ!」


 昇太「いや、んなこと言われても・・・。」

 

 ???「腹減った・・・。」また倒れた。


 昇太「そこで何か買って食えばいいじゃないですか。」


 俺は武田商店を指差して言った。???「金がない。」


 昇太「アンタ、俺より年上だろ!?どうして金持ってないの?」


 ???「この町の人間が冷たいから。」


 ダメだ。意味わからん。


 昇太「もういいや。俺もちょうど腹減ってるしそこで何かおごるよ。」


 ???「マジか!?」男がまた飛び起きる。ち、近え・・・。


 昇太「ああ。」 ???「よし、行こう。すぐ行こう!」


 なんなんだ、この人・・・。ま、いいや。俺も腹減ってたし。




 ???「ガツガツガツガツ(ry」 昇太「食いすぎだろ・・・。」


 この変な男、ただいま5個目のおにぎりを食ってる。遠慮って言葉を知らんのか?

 俺は、菓子パンを2個買って食った。


 ???「ハァ~食った、食った。」


 5個目のおにぎりをたいらげた男は満足そうだった。


 昇太「そりゃ、よかった。アンタ名前は?」


 ???「俺か?俺は国崎往人(くにさきゆきと)だ。お前は?」


 昇太「俺は塚本昇太。何か年上の感じがしないな、アンタ。」


 見た感じ年は二十歳ぐらいだと思う。


 往人「うっせえ!ま、呼び捨てでいいけどな。」


 昇太「ところで、さっきのこの町の人間が冷たいからってどうゆう意味?」


 往人「俺は旅人だ。町から町へ移動していく。その旅費を人形芸で稼いでいるんだ。

    ところが、この町の人間ときたら年寄りからガキまで芸を見ても一円も出せねえ。

    さっきも、ガキに見せてみたらつまらねえって言ってどっかに行っちまった。」


 昇太「てことは、さっき子供が蹴飛ばしたのって・・・。」


 往人「そうそう人形を蹴飛ばし・・・あーっ!人形忘れてた!」


 昇太「おいおい、大丈夫かよ?」


 往人「少ししたら探す!お前も手伝ってくれ!」


 昇太「厚かましい。」


 往人「いいじゃねえか、今学校行ってないってことはサボりだろ?」


 どうやら、往人は俺のことを学生だと思ったらしい。まあ、その通りなんだけど。


 昇太「俺もアンタと同じ旅人だ。」


 往人「その年でか?」 昇太「俺におごってもらった人に言われても。」


 往人が何か言いたそうにしてるが無視して続けた。


 昇太「ま、いいや。確かにヒマだから手伝うよ。」


 往人「悪いな、助かる。・・・そういえば、お前は旅の目的とかあるのか?」


 往人が唐突に聞いてきた。


 昇太「二つある。一つはある人に人助けを頼まれて、その人を探している。

    もう一つは、それも人探しなんだが、空にいる少女を探している。

    この空でたった一人でいる少女を。」


 俺の話を聞いた往人が真剣な顔になる。


 往人「お前・・・それ本当か?」 昇太「ああ、本当だどうかしたのか?」


 往人はしばらく考えた後こう言った。


 往人「俺もその少女を探している。」


 


 




 

 

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