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ep3 世界を救う方法

ぎりぎり間に合いました!

昇太「これとこれとこれもいるな・・・。」


 女性の言葉を聞いた俺は、早速準備にとりかかった。


 昇太「そういえば、聞き忘れてたことがあるんですけど。」


 謎の女性「何ですか?」


 昇太「あなたは、どうしてここにいられるんですか?一応死んでるんでしょう?」


 そう言うと、女性は真剣な顔でこう言った。

 

 謎の女性「私も、あなたと同じように少し力があります。その力に可能性を

      見出されて、私は『空にいる少女』に救われました。」


 昇太「『空にいる少女』・・・?」


 謎の女性「あなたに救ってほしい世界には、たった一人で戦ってる少女がいます。

      その少女は自らの力を使って、崩壊した世界をもとにもどしました。

      ですが、それが出来るのも一回まで。今度は確実に世界を救わなければならない。だから、あなたに助けを求めたのですよ。」

 

 昇太「なるほど。じゃあ、もう一つ。どうやったらその世界を救えるんですか?」


 謎の女性「・・・実は、方法自体はまだわかっていません。」


 昇太「わかってない!?」


 謎の女性「はい。ですが、重要な手がかりがあります。地上にいる少女の存在です。」


 昇太「地上にいる少女・・・?」


 謎の女性「世界の崩壊を防ぐことが出来る三人の少女。神尾観鈴、霧島佳乃、遠野美凪。この三人の少女が背負っている悲しみを消し去る。それによって、世界の崩壊の危機を免れる。」


 昇太「ということは、俺がやるべきことは三人の少女の悲しみを消し去ること、ですよね?」


 謎の女性「そのとおりです。さて、そろそろ世界にワープしようと思うのですがよろしいですか?」


 俺は、改めて家を見回した。しばらくもどることが出来なくなる家。大切な我が家を

 しっかり目に焼き付けた。・・・OK。大丈夫だ!


 昇太「はい、準備万端です!」


 謎の女性「それでは、ワープを行います。目を閉じていてください。」


 女性に言われた通り目を閉じて、俺は考えていた。三人の少女の悲しみを消し去る。

 どうすればいいのかはまだわからないけど、とりあえず友達にでもなってみるか!


 謎の女性「着きました。目を開けてください。」


 ・・・。特に光景に対してのコメントはない。

 ただ、以上に暑い!俺の町より暑いぞこりゃ・・・。


 謎の女性「私は死んでいるので、あまりあなたとコンタクトをとることができません。

      ・・・すいません。」


 昇太「そんなこと、気にしなくていいですよ。それじゃ、行ってきま~す。」


 俺は適当に歩き出した・・・あれ?


 昇太「よく考えたらその少女たちってどこにいるんですか?それに俺ずっと野宿?」


 焦って聞いた俺に、女性は落ち着いてこう言った。


 謎の女性「大丈夫です。言ったでしょう?あなたには『世界を救う力』がある。それは、

      『助けを求めている人を集める力』でもあるのです。あなたが

      意識しなくても、あなたに助けを求めに人がやってくる。現に私がそうでしょう?」


 確かに・・・。


 謎の女性「すみません。わたしはもう行かなければいけません。あ、そうそう

      もし、あなたが何者か聞かれたら旅人だと答えてください。」


 そう言ってお辞儀をして・・・彼女は消えていった。

 ・・・さ、行くか!俺はまた歩き出した。

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