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十七

「私めは又衛門様の遺言状を読み上げさせていただきたく公事宿から参った、太郎兵衛と申します。宜しくお願いいたします」


 見たところ三十路半ばの男が、丁寧に頭を下げている。これに


「前口上はその辺で、さっさと読み上げてくださいな」


 思わず顔を上げた立会人


「え? おたくさんは?」


「お時ですよ。この、故人の弟である大三郎の女房です」


「わかりました。では早速」


 こう述べながら、男は風呂敷から一枚の封書を取り出してきた。


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