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十六
やがて自室に戻ってきたお二人さん、叔母さんが相手を見やりながら
「幸せそうだねえ、蕾ちゃんって」
「はい! 日々、充実してますう!」
「そっか、そりゃよかった。で、確か与力様の……」
この時、蕾が人差し指を唇に当て
「シッ、ですう。障子に耳あり壁に目あり、ですう」
「ん? 逆だねえ。壁に穴あけたら、すぐにばれちゃうよ」
「お、そうでしたあ」
そして昔話に花を咲かせている二人。やがて
「あら、そろそろお見えになる頃だね」
やがて自室に戻ってきたお二人さん、叔母さんが相手を見やりながら
「幸せそうだねえ、蕾ちゃんって」
「はい! 日々、充実してますう!」
「そっか、そりゃよかった。で、確か与力様の……」
この時、蕾が人差し指を唇に当て
「シッ、ですう。障子に耳あり壁に目あり、ですう」
「ん? 逆だねえ。壁に穴あけたら、すぐにばれちゃうよ」
「お、そうでしたあ」
そして昔話に花を咲かせている二人。やがて
「あら、そろそろお見えになる頃だね」
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