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 この時、いくつもの茶色をした葉っぱたちが風でなびいた。


「かつて公事宿(くじやど※)を切り盛りしていた、そちの父上の名を辱める事のなきように……な」


 その後、走り去ってゆく籠を目で追った者。その姿が見えなくなるや否や、再び彼方に見える屋敷の方を振り向き一つだけ大きく深呼吸なんぞをしている。

「ふうー」


 そしてしばし気持ちを落ちつけたあと、道らしき道のない所謂“獣道”の中へと、草やら枝やらを掻き分けながら入っていった……


※公事訴訟や裁判のために地方から来た者を宿泊させた江戸時代の宿屋で、公事の手続きやら弁護人的な役割もこなした。(ウィキペディアより)

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