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百十五
「はい。まさかとは思いつつも、万が一という事もあったんで」
そして男、その時を思い出しながら
「しかし、ブ……動物のかぶりものをした人にやられそうになり」
「それな、こいつやねん」
破近にそう言われ、蕾に目をやった男だったが
「え? おたくさんが? にしても、あの身のこなし……もしや同業で?」
これにご本人、声を張り上げ
「これでも、くの一なんですう!」
そしてこれを見た緑丸、思わず
「忍びなのに堂々と宣言してまつ!」
「はい。まさかとは思いつつも、万が一という事もあったんで」
そして男、その時を思い出しながら
「しかし、ブ……動物のかぶりものをした人にやられそうになり」
「それな、こいつやねん」
破近にそう言われ、蕾に目をやった男だったが
「え? おたくさんが? にしても、あの身のこなし……もしや同業で?」
これにご本人、声を張り上げ
「これでも、くの一なんですう!」
そしてこれを見た緑丸、思わず
「忍びなのに堂々と宣言してまつ!」
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