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百九
「えいっ!」
不覚にもこの男、おもわずその剣を両手の掌で挟んでしまった。
「あ、真剣白刃取りですう!」
これに本人も
「あ」
これを見た破近
「でな、あんさん。その故郷はどこやねん?」
剣より手を離した男、それには
「さ、山陰道ですが」
「ほな、そこで草やっとんたんやな? その父上共々」
これには驚く相手
「ど、どこからそんな話を」
だがすぐに諦め顔で
「……そ、その通りです」
「素直でええわ。で、何でまたお江戸まで来たん?」
「えいっ!」
不覚にもこの男、おもわずその剣を両手の掌で挟んでしまった。
「あ、真剣白刃取りですう!」
これに本人も
「あ」
これを見た破近
「でな、あんさん。その故郷はどこやねん?」
剣より手を離した男、それには
「さ、山陰道ですが」
「ほな、そこで草やっとんたんやな? その父上共々」
これには驚く相手
「ど、どこからそんな話を」
だがすぐに諦め顔で
「……そ、その通りです」
「素直でええわ。で、何でまたお江戸まで来たん?」
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