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百四

 この時、いかにもウルサイと、白雪さんが目を覚まし


「ブヒ!」


 そこに蕾が顔を近づけ


「ね、白雪ちゃん? あの晩、誰を見たんですう?」


「ブヒ?」


 相手の顔を見上げた彼女、その重そうな体を持ち上げノシノシと――そして今度は、廊下で再び寝そべってしまった。

 少しは期待をしていた蕾、これを見て


「なあんだ、単なる場所の移動でしたかあ」


 これを大笑いする喜助


「アッハッハ! おまえ、何を期待してたんだ? こんな豚に……うおお!」


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