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九十八
「んもう! くくって牢に入れっで!」
顔を真っ赤にしているご主人様。
下手人、これに下を向いたまま
「も、申し訳……」
「それな、さっきも聞いたわ!」
そこに
「まあ、旦那。こいつも、何かとお役に立ちたかったんでしょう」
「でもな、朝ちゃん」
だがそこは淡白な吟味方、すぐに
「ま、まあええけんどな」
「でも現に、新入りの三名とも下手人じゃないみたいですねえ?」
こう明るく言ってくるのは、喜助に決まっているが
「確かに、な」
「んもう! くくって牢に入れっで!」
顔を真っ赤にしているご主人様。
下手人、これに下を向いたまま
「も、申し訳……」
「それな、さっきも聞いたわ!」
そこに
「まあ、旦那。こいつも、何かとお役に立ちたかったんでしょう」
「でもな、朝ちゃん」
だがそこは淡白な吟味方、すぐに
「ま、まあええけんどな」
「でも現に、新入りの三名とも下手人じゃないみたいですねえ?」
こう明るく言ってくるのは、喜助に決まっているが
「確かに、な」
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