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二十

 結局、部屋へと逆戻りしてしまった冷奴姐さん


「何を慌ててるのさ?」


 だが、相手はなおも興奮したまま


「ほ、ほら、昨夜私らを連れてきた、ここの主人!」


「それが?」


 ここで言葉を選ぼうとした相手だったが、すぐには思いつかず


「し、死んでるんだよ!」


「ええっ? あの主人が?」


 これに、ただ頷く凧奴。


「それって、階段から落ちたとか?」


 だが、この姐さんの問いには答えず


「そ、それが、その手に握ってたんだよ! あ、青い石を!」


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