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八十四
ここで、相手の顔が曇ったのを不審に思う緑丸
「何度もって?」
「それがさ、その都度、同じ同心さんに門前払いにされたと」
この言葉に、ご主人様を見やった少年。
それに応えた破近が
「それってホンマ?」
「ええ、あいつ腐ってましたからね。えっと確か……」
少しだけ首を傾げた相手が
「何の相談にも乗ってくれん、あのおかま同心……って」
これに、大きくふらついた吟味方
「破近様、大丈夫でつか?」
「ちょ、ちょっとばかし眩暈が」
ここで、相手の顔が曇ったのを不審に思う緑丸
「何度もって?」
「それがさ、その都度、同じ同心さんに門前払いにされたと」
この言葉に、ご主人様を見やった少年。
それに応えた破近が
「それってホンマ?」
「ええ、あいつ腐ってましたからね。えっと確か……」
少しだけ首を傾げた相手が
「何の相談にも乗ってくれん、あのおかま同心……って」
これに、大きくふらついた吟味方
「破近様、大丈夫でつか?」
「ちょ、ちょっとばかし眩暈が」
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