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六十五

「ねね? どんな話になったんです?」


 この好奇心旺盛なおかまに、全てを話しだした明智様。


「ば、馬鹿な事を! あ、あんな……」

 ここで菖蒲殿、辺りを確認して


「ブタ如きに頼って! もうホント何考えてるんでしょ、あの青き目は!」


 それに明智様も


「そそ、馬鹿げてますよねえ?」


「んもう、ここで待ってた甲斐もありゃしない! ささ宗吉、帰りましょ!」


 これに隣の若者も、呆れ顔で


「は、はあ」


「じゃね、明智さん! おやすみあそばせ」


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