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四十七

 破近、ここで隣の主役を紹介し


「実はこの白雪はんがな、例の川原で下手人の姿を見てまんねん。で、今から怪しいもんらの面通しっちゅうわけや」


「へえ! この白雪さんがねえ……」

 ここで初めて気づいた侵入者


「って、ブ、ブタじゃん!」


 これに左耳を反応させた白雪さん、思いっきり相手に突っ込み――裏庭まで、ぶっ飛ばしてしまった。


「ぬおおお!」


 一方の菖蒲殿、この叫び声の後は一切何も出さず――地面にて、完全にのびている。


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