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十六

 ここで、つみれが


「まあまあ。そう言う凧奴さんも、良き殿方が」


「一切いないっす!」


 ここで話題を変えてきた姐さん


「つみれさん、やや子は?」


 これに相手の顔が曇り


「それが授からなくて」


「そ、そう。でも、そのうち素敵なやや子を産みなされますよ」


「ありがと」


 ここで何を血迷ったのか、黒豆奴さん


「あたしも可愛いやや子、産もうかなあ」


 これに凧奴


「もう無理っす!」


 姦しいのに加えて二人も多いこの宴、延々と続くのだった。


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