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二十

「にしても蕾、よう遊んでくれてるやん?」


「ハイ、動物好きですからあ!」


「でもな……手裏剣持たせたら危ないで!」



 やがて


「ここは同心らの手も借りよっか?」


 これに喜助も


「何せ、怪しいのが多すぎますからね」


「ほな、早速おまえは賭場を調べてくれや。役人じゃ無理やさかいな」


「ガッテンで!」


「で、御影屋の線は、松はんと桜はんに任せるとしてな」

 ここで破近、蕾に


「おまえは女の線から頼むわ。菖蒲はんも連れて行きや!」


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