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十五

「破近様。おかえりなさい!」


「お、緑丸。お客さんやわ」


「え? どこでつ?」


 悪戯心で破近、様子を見守っていると


「あ、可愛いブタさんでつね!」


「フフフ」


 客の反応に期待するご主人だったが、当のご本人はただ


「ブヒ」


「ありゃ?」

 肩透かしにあったご主人様、すぐに唸り


「さすがに神童や、見事形容詞で相殺してきよったか」


「じゃあ、朝食を用意してきまつ!」




「……」

「……」


 何と白雪さん、お二人さんの間で食卓についている。


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