877/3502
十三
「とすると……」
ここで破近、横を見やり
「やっぱ、おまえって目撃者っちゅうわけやな?」
「ブヒ?」
「うんうん、そかそか」
一人頷いている破近、隣に向かって
「よっしゃ! そんなら姐さんな?」
「何ですかい?」
破近、白雪さんの頭を撫でながら
「こいつ、少しだけお借りしてもとよろしいおまっか?」
そして町の中を、白雪さんを連れて歩いている吟味方。
もちろん相手はお役人様、大人たちは見て見ぬ振りと決め込んでいるのだが――
「とすると……」
ここで破近、横を見やり
「やっぱ、おまえって目撃者っちゅうわけやな?」
「ブヒ?」
「うんうん、そかそか」
一人頷いている破近、隣に向かって
「よっしゃ! そんなら姐さんな?」
「何ですかい?」
破近、白雪さんの頭を撫でながら
「こいつ、少しだけお借りしてもとよろしいおまっか?」
そして町の中を、白雪さんを連れて歩いている吟味方。
もちろん相手はお役人様、大人たちは見て見ぬ振りと決め込んでいるのだが――
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。