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十一

 もちろん、早速一発おみまいした白雪さん。

 これに七尺ばかりぶっ飛ばされた喜助


「い、いってえ! な、何をしやがる、ブタ野郎!」


 禁句どころか、野郎とは。

 次には、倍の十四尺もぶっ飛ばされ


「うおおお!」


 これに姐さん


「こらこら白雪、もう止めなさいって。そのお兄さん、捜査できなくなっちまうじゃないかい」


「……ブヒ」


 ここで破近が


「よっしゃ、こんなもんでええやろ。ほな、早速これ持って……」


 だが喜助、すでにのびていた。


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